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糖尿病の話





本日の内容は主に糖尿病に関する話題なので、興味のない方、関係しない方には面白くないかもしれません。おまけにメチャクチャ長文です。それを前提でお読みください。

最近この本がベストセラーになっているらしいのです。


医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68

  • 作者: 牧田 善二
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017/09/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



私も買って読んでみましたが、主に糖尿病患者向けの本でした。内容は以前から言われている「糖質制限」に関する内容で、特に目新しい内容はないのですが、「そこまで言い切らなくてもいいだろう」とか「それはほんまかな」という記述もあるのも事実。でも糖尿病とか血糖値への認識が甘い人や間違った考えを持った人向けにはいい本だと思います。

以前からこのブログでも書いていますが、私も糖尿病持ちです。「糖尿病」というと「自己管理が甘い」とか「太った人しかならない」という間違った認識をしている人も多いのですが、糖尿病には1型と2型というのがあり、1型は肥満とか全く関係なく先天性のもので痩せている人も多いです。2型の人は確かに肥満などが原因で発症するケースが多いのですが、遺伝的な要素も大きいのが特徴です。私は2型です。

以前の記事にも書いたかもしれませんが、糖尿病とわかったのは起業して直後の時期でした。サプライヤーさんと食事をした時に自分の体調について話題になった時に「Akiraさん、それは糖尿病ですよ。すぐに医者に行ったほうがいいですよ」と促され、医者に行くと案の定糖尿病と診断されました。

前職の時に年に2回健康診断があったのですが、その時のデータを確認したらもうその時からずっと糖尿病ということがわかりました。当時の会社の健康診断でははっきりと「糖尿病」とは言ってくれません。「要経過観察」みたいな記載や「要再検査」みたいな記述で、血糖値に関して「要再検査」とは言われてなかった気がします。

糖尿病と診察されて、しばらくは日本のお医者さんにかかっていました。経口薬中心に処方されて、食事も気を使うようになり、みるみる血糖値は改善していきましたが、改善すると気が緩み、また元の木阿弥へ。なかなか管理がうまく行かなかった原因は、糖尿病がそこまで深刻な病気だと思っていなかったのと、病院での待ち時間が苦痛で仕方がなかったのが挙げられます。総合病院に行くと、糖尿病外来の先生は週に1度しか病院に来ません。その先生に診てもらうためにたくさんの患者さんが来るのですが、予約をしても多くの場合、1から2時間ほど時間がずれていきます。毎月それが苦痛で仕方がなく、結局フィリピンのお医者さんに診てもらうことにしました。

フィリピンでも糖尿病はたいへんメジャーな病気で、患者数は日本よりも多いくらいです。理由はフィリピン人の食習慣と自己管理の甘さだと思います。フィリピンの死因で糖尿病は直接・間接的な要因としては上位に挙げられます。よって糖尿病の患者さんは病院にはたくさんいます。病院で待たされるのは日本でもフィリピンでも同じでした。ただフィリピンの制度が日本と大きく違う点は、日本では処方箋がないと薬を出してくれませんが、フィリピンでは一度処方箋をもらうと(もらわなくても)、インシュリンなどの薬は簡単に購入できます。

しばらくその形で糖尿病治療を行っていましたが、薬が簡単に手に入るようになったので、医者に行く頻度が大幅に減りました。自分ではちゃんとやっているつもりなのですが、やはり実際にはそうではありませんでした。お医者さんにいって定期的な検査をしてもらうことでちょっとした変化もわかるのですが、やはり自己流ですと管理が甘くなってしまいます。ましてや自分でネットで調べて自分で薬を調整するなど今から考えたら自殺行為でした。

特に50歳前後になると、体に不調が出てきます。糖尿病が怖いのは血管を血の中の糖が傷つけていきます。私の場合は目に不調が出ました。早速日本に帰った時に目医者に行くと「レーザー治療が必要なギリギリの状態」と言われました。目医者さんに日本での治療を強く促されましたが、以前の総合病院での話をすると、「個人のクリニックでも糖尿病を専門にしている医者がある。紹介してあげる」と言われ、近所の糖尿病専門のクリニックを紹介してもらいました。

このクリニックはインターネットでの予約が可能で、順番が3人目前になるとメールで通知をしてくれます。それまで家で待っていることができます。このクリニックに通いだしてから今までのいい加減な糖尿病治療はやめて、真剣に治療に取り組むことにしました。ここの先生のいいところは比較的新しい治療方法を提案してくれることです。SGLT阻害薬(詳しくはネットで調べてみてください)を紹介してもらい、体重が8kgも減らすことができましたし、HbA1cも当初より3以上数値を減らすことができました。また保険も適用できるので、インシュリンなどの薬代がフィリピンで購入していたときより大幅に減らすこともできました。

最初に紹介した本の中に「血糖値を測る画期的なセンサーがオススメ」みたいな記述があり、調べてみると確かに画期的です。何が画期的かというと、14日間に渡って継続的に自分の血糖値の推移が簡単に調べられるのです。一般的な糖尿病患者は毎日決められた検査事項があります。それは血糖値のチェックです。専用の装置にセンサーを装着し、専用針で採血をして、自分の血糖値がどのレベルにあるのか毎日調べることはとても大事なことです。1型の人は毎食前に血糖値をチェックし、人によっては食事に前後と就寝前と1日に7−8回計測する人もいます。2型の人はそこまで頻度は高くないのですが、1型、2型とも毎日のチェックは欠かせません。毎回チェックするたびに針を変え、センサーを変え、アルコールで拭き取りという行為をしていくと、正直面倒になってくるのも事実です。それがある意味苦痛になってきます。新しいセンサーはずっと装着したままなのでこの行為から開放されます。

このセンサーは主に1型糖尿病の人向けにお医者さんも勧めているらしいのですが、上記の本には2型糖尿病の人にも勧めています。早速クリニックに電話すると処方してくれるということです。嬉しいことに2型糖尿病の人も一部保険が適用されるということです。早速購入し、装着をしてみました。(ちなみにアマゾンでも購入が可能ですが、あくまでも自己責任です。保険は適用されません。)


フリースタイルリブレリーダー(読取装置)FreeStyleLibre

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  • 出版社/メーカー: Abbott
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品




フリースタイルリブレセンサーFreeStyleLibre

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  • 出版社/メーカー: Abbott
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品



このセンサーは非常に高額です。センサー一つ7000円以上します。従来の血糖値読み取りセンサーのほうが遥かに安価です。装着に失敗すると7000円が無駄になります。私がこのセンサーをほしいと思った理由が何点かあるのですが、一番大きな理由は「血糖値が何を食べたり飲んだりしたら上がるかがひと目でわかる」ということです。

世の中には情報が溢れています。糖尿病に関しても然り。でもその情報が本当に正しいのかなんて誰もわかりません。自分にあっているのかもわかりません。上記の本に書いていることも本当なのかわかりません。一番信じられるのは自己体験のみです。そうならば自分で調べるのが一番です。このセンサーは私の疑問や疑念を一気に晴らしてくれるかもしれません。

装着して5日ほど経ちますが、今までの経過でわかったことを書きます。(あくまでも私の体において、です。他の方に当てはまるかはわかりませんので、それを前提に読んでください。)

1. 炭酸飲料で「ゼロ」と書いているもの(コカコーラゼロ、ペプシネックスなど)を飲んでも血糖値はほとんど上がらない。(ネット上でも同じような書き込みが多数あります。)
2. お米を食べたら血糖値の上がり方はやはり大きい。
3. 寝ている間の血糖値は低くなるが、朝起床した途端、何も食べなくても血糖値は上がる。
4. 食後に眠たくなったり、体がだるくなることと、血糖値の上昇は比例する。
5. 糖質制限食を食べても全く上がらないわけではない。
6. 超速効型インシュリンの効果は大きい。

今のところはこんなところです。これからもいろいろな食材を試してみて、何が良くて何がだめなのかを調べてみたいと思います。

このセンサーを使うことの一番の利点は食べるものも含めて「どうしたら血糖値をコントロールできるか」ということがわかる点です。自分で血糖を管理できる最適のツールだと言えると思います。血糖値を上げたくないときは糖質制限の食事を中心にしたり、甘いスイーツは食べないとか、間食を避けるなど食事の管理をするのが最適だといえます。ただそればかりをしていたら人生楽しくありません。ワタクシ個人的にはたまにはそういう食事も必要だと思います。私自身は朝と昼は炭水化物は少量ながら食べています。そうしないと一日が持ちません。そういうものを食べるときにはインシュリンなどに頼らざるを得ません。そうやってコントロールをしていくことが重要だと思います。

日本の糖尿病の患者数と予備群が1000万人を超えたと言われています。こういうことを書くとお医者さんに怒られてしまいますが、血糖値が150以下の人は食事を見直せばほとんど良くなるはずです。間食をやめるだけでも効果は大きいですし、ご飯の量を半分にするだけでも違うと思います。120を超えたからといって検査入院とかちょっと大げさな気もします。糖尿病予備群の人にこそ、自分がどういうものを食べたら血糖値があがるのかを把握するのが大切だと思います。気になる人はぜひこのセンサーを使って自分の血糖値を把握してみてください。

糖尿病は甘くみないほうがいいですよ。


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Take

60歳の2型持ちです。3年ほど前に心筋梗塞で入院した際、そこでの各種検査で「糖尿もありますね」と言われて初めてわかりました。

以降、インスリン(現在は即効性と持続性のミックスタイプを朝夕食前1日2回)と内服薬(DPP-4阻害薬のジャヌビア)を続けています。もちろん血糖値は毎日(私の場合は2回)測定しています。最近のA1cは6.6から高くて6.8です。

1~6は私もすべて確認しました。
7番目を追加するとすると:

もちろん量にもよるでしょうが、「アイスクリーム」は特に食事直後ならそれほど血糖値はそれによって特別上がりはしない。しかし、ラクトアイスと氷菓類(アイスキャンディ、かき氷系など)は糖分がさらに多いらしく、てきめんに血糖値は上昇する。また糖分があるものはできるだけ昼間に摂ると血糖値は上がりにくいが、夜は上がりやすい。

フィリピンではネスレがダイエット中の人と糖尿病患者向けのアイスクリームを販売していて、Mercury Drug(全店ではありませんけど)で売られています。

マンゴーフレーバーのものを数年前買ってみて味見してみましたが、一般のアイスクリームと比較してそれほどまずいわけではありませんでした。


by Take (2018-07-24 16:16) 

Akira

Takeさん、
糖尿病治療頑張っていますね。フィリピンに住んでいる方の中には糖尿病を放っている方も多いみたいですが、その恐ろしさをわかっていない人が多いと思います。A1cが6.8以下というのは優秀ですね。私はやっと7台になったばかりです。インシュリンも持効性を1日1回と食事の内容によって速攻型を使っています。フィリピンで処方してもらったときには私もジャヌビアを使っていましたが、だんだん薬の効き目が悪くなり、日本でSGLT阻害薬に変えました。

私も更に追加するとすると、ストロベリーショートケーキは思ったほど血糖値は上がりません。(和菓子系は駄目でした)いろいろと食べるものによって上がり方が違うので毎回発見しています。

次回フィリピンに戻ったらネスレのアイスクリームを試してみます。

お互い治療をがんばりましょう。
by Akira (2018-07-25 08:19) 

Take

SGLT2阻害薬についての情報ありがとうざいました。

発覚直後、知り合いの比人CPA君に私は糖尿病が発覚しちゃったよと話したところ、仕事で糖尿病末期患者専用の施設に行ったことがあるが、それはそれは悲惨でした、だからクーヤ気をつけてくださいね、と。失明、足切断などなどの人ばかりだったそうで…

フィリピン人は甘いもの(というか糖分そのもの?)が大好きなので、糖尿病患者とその予備軍はすごい数だそうです。

実は今日が月一回の糖尿病クリニックの日でした。Akiraさんの記事を読んでから自分でも糖尿病用内服薬にはどんなものがあるかも調べ、今日先生にSGLT2阻害薬を試せないかと伝えたところ、以前はSGLT2阻害薬は心臓に問題がある人には使えない、ないし勧められないと言われたいたのが、今は逆に全然問題なく逆に推奨できる薬ということになってます、と。

副作用として脱水症状が少なくないんですが…と言う先生に、自分はもともと普段からかなり水分を摂るのでと、今月からジャヌビアをSGLT2阻害薬のジャディアンスに変えて試して見ることになりました。

私の場合はあんこ系より洋風菓子系のほうが血糖値が上がるようです。あとはストレスでもかなり血糖値は上がるようです。先生によると「ありえます」とのことでした。

発覚して以降食生活はかなり慎重に注意しながら制限しつつ摂っていますが、これでコーヒーもだめとなったら私は死んだほうがマシかもです(苦笑)

by Take (2018-08-01 20:48) 

Akira

Takeさん、
私のまわりのフィリピン人も足を切断した人、失明した人は少なくても5人は知っています。人工透析をしている人もたくさんいます。ただでさえ自己管理が苦手なフィリピン人なので、糖尿病になっても放って置く人も多いようです。先日は知り合いが糖尿病から腎臓が機能しなくなり亡くなってしまいました。

SGLT阻害薬は副作用として喉が無茶苦茶乾きます。私の場合、吹き出物がたくさん出たので、フィリピンの皮膚科に行って薬を塗ったらすぐに直りました。体重は驚くほど減るはずです。

2週間のFreestyleリブレの最初のセンサーが先程終了しました。とても役に立ちました。自分が何を食べたら血糖値が上がるかがよくわかりました。最後の1週間は即効性のインシュリンを効果よく投与して血糖値が食後でも200以下に抑えられました。おかげで食後のだるさもほとんどなく過ごせたと思います。

コーヒーはブラックで飲む分には健康にはいいそうです。甘さは控えめにしましょう。私はお茶派なので大丈夫です。

お互い頑張りましょう。
by Akira (2018-08-02 22:31) 

Take

糖尿病が多いのはフィリピンだけじゃないと思いますが、でもフィリピンではやはり多いみたいですね。

そうなんですね、そんなに喉が乾くんですね。うーむ、心しておきます。

書いたように私は即効性&持続性ミックスのインスリンを朝夕食時直前にうっていますが、何度か夕食後に血糖値を図ったところ、200を超えたことは今の所(この約2年?)数回のみです。先生によると、食事の内容と量にもよるんでしょうが、健康な人だと食事後2時間経過ぐらいで180程度(が普通)らしいです。

逆に低かったほうでは68前後というのも数回ありましたが、今の所私はめまい、意識消失、視野狭窄などの低血糖の症状は少なくとも自分で感じたことは一度もありません。

季節問わず一年中毎朝ホットコーヒーを1杯飲むのが習慣ですが、糖尿発覚以降は砂糖はやめて人工甘味料、その後はホットでもアイスでもブラックだけです。

病院の待合室で他の糖尿病患者さんたちの話を聞いていると、ほとんどの方たちは食生活をコントロールされてらっしゃらず、こう言っちゃなんですが会話するのも意味はないなあみたいな。

先生(糖尿病研究で博士号取得)も、「内緒ですが… ほとんどの患者さんたちはそれをしないできないので、治るものも治らないんですよね…」とため息を付いてました。

はい、お互いがんばりましょう。


by Take (2018-08-03 18:26) 

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