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残念なフィリピンの大家たち





前回の記事で「私の生きる道」という内容の記事を書いたが、最近「フィリピンは自分の永住する場所ではない」と強く感じている。

フィリピンという国は日本人にとって合う人と合わない人の差が激しいと思っている。私はもちろん後者である。合わない人の共通点を私なりに分析してみると「フィリピンで受けるサービスがあまりにもお粗末」だということが一つの理由にあるのではないか?私のストレスのほとんどがそれに尽きると思う。

「フィリピンで受けるサービス」とはなにか?ビジネスに関していえば、BIRであったり、SECであったり、City Hallであったり、税関であったり、FDAであったり、LTOであったり、すべての役所関係が行うサービスのクオリティはひどい。オフィスの賃貸(家の賃貸)やフィリピンの会社から何かを購入することも同じレベル。

日常生活でいえば、モノを買ったり、何かを食べたり、交通手段であったり、電話を使ったり、ほとんどすべてががっかりレベルだ。

よく「日本人レベルの生活を望んでいるから」というが、その人はどんな生活をしているのだろう?と思ってしまう。私にはイギリスやオーストラリアやシンガポール、アメリカ人の知人がいるが、彼らが私と同じ思いを抱いていることに驚いてしまう。イライラしているのは日本人だけではない。

今回のお題は「賃貸」についてである。

賃貸と一言で言っても、部屋の賃貸、オフィスの賃貸、倉庫の賃貸、店舗の賃貸などいろいろとある。最近は日本からも賃貸サービスを行う会社が出てきて便利になったが、基本的には賃貸物件にはオーナーさんがいて、その人との直接契約がフィリピンでは普通である。このオーナーさんによってフィリピンライフが左右されるといっても過言ではない。

現在私はオフィス、倉庫、店舗を数件と自分の住んでいる場所も現在は借りている。自宅の家主さんはとてもいい方で家族もとても優しく接してくれる。色々なトラブルも親身になって解決にあたってくれ、とても満足している。オフィスも基本的に問題ない。こちらの無理難題も聞いてくれ、助かっている。

店舗も現在借りているオーナーは華僑の人で基本いい人だ。こちらもうるさいことを言うが、基本的にサポートをしてくれる。最悪なのが別の店舗のアドミンと倉庫として使っている場所のオーナーだ。この2つのせいでフィリピンの生活をどんよりと暗いものにしてくれている。

店舗の問題についてはとにかく請求額に間違いが多い。普段使っている電気代がある日突然3倍に跳ね上がる。特別に何かを使っている訳ではない。前の月と変わらない使い方だ。その請求に対しクレームをつけると「調査してみる」と言ったきり、何もアクションを起こさない。こちらは当然その月の支払いを保留する。すると「延滞支払い」として、ペナルティが課される。全部の賃料にペナルティが課されるので半端な額ではない。ペナルティが嫌なので、とりあえず支払いをして、調査結果を待つが、一向に調査をされない。「電気メーターを見せてくれ」といっても見せてくれない。結局うやむやにされる。

この店舗については問題ばかりであった。例えば「工事期間中は賃貸料を2ヶ月タダにしてあげる」と言われたら、何もチャージがかからないと信じ込んでしまう。夜中しか基本工事ができないので、夜を徹して仕事をする。無事に工事が終了し、開店準備をしようとすると一枚の請求書が送られてくる。「レンタル料は無料のはずなのに何でだろう?」と請求書を開けると、膨大な額の請求書だ。詳細を見ると、「夜間工事代」、「夜間エレベーター使用量」、「ガードマン人件費」などという項目がある。そうなのだ。無料なのは「家賃」だけであり、この店舗のあるモールは夜間に工事をすると1時間あたりでチャージをされる。(確か時間あたり250ペソ。8時間働いたら1日2000ペソ。1ヶ月で60,000ペソ。1ヶ月の家賃よりも高い)そんなことは事前説明には何も言われない。膨大なページの契約書には確かに小さく記載されている。工事が長引いて2ヶ月とかかかっていたら、工事代で12万ペソも支払うハメになる。

これらのことにクレームをつけて、支払いを保留にすると別の部門から「催促状」が来て、お得意の「Legal Action」をちらつかされる。いくら不備があっても、いくらこちらの言うことが正しくても「悪人」にされて、訴訟を起こされるのがフィリピンなのだ。ちなみに夜間に搬入のためにエレベーターを使用してもチャージ、洗い場を使用してもチャージされる。またバナー広告やポスターも当然チャージ。(2万ペソ/月)開店後は売上の5%をチャージされる。賃貸料は毎年10%ずつ上がる。更に支払いを拒否すると、臨時スタッフを派遣され、売上からペナルティを強制的に徴収される。正直営業妨害まがいである。日本のモールもこういうのがデフォルトなのか?(どこのモールなのかは秘密です)

倉庫のオーナーも同様にストレスばかりを感じる。倉庫についてはこちらの落ち度もあるので、100%向こうの責任とは言えない部分もあるが、とにかく嘘つきなのだ。もともと倉庫として契約したわけではなく、クッキー工場の移転先で契約をした。食品工場として整備してくれるのが約束してくれたからだ。しかし契約した途端にその約束は反故にされ、一向に場所を整備してくれない。一番の問題だったのが、その場所には3相電源が通っておらず、メラルコにデポジットを支払って(7万ペソ?)ラインを引かなくてはならない。自分で引いてもいいのだが、名義はあくまでも大家の名義。名義貸しだけして実質の支払いはこちら側。そのお金は3相電源を取り外すまで返ってこない。こんな大家なのでデポジットを返してくれるとは思えない。クッキーの生産を諦めたのは言うまでもない。ちなみに一緒に同じ場所を借りている人も同様の問題を抱えている。

私にもきっと非があると思う。誤解もあるかもしれない。でもやっぱりおかしいのは彼らだと思う。以前借りていたオフィスのオーナーもひどかった。後で調べてみたら二重請求をされているのがわかったが、これを解決するのは裁判でしかなかった。裁判費用と過払い金の返金額を考えたら裁判費用の方が高かったので諦めた。今回も同様だ。

フィリピンで賃貸をする人にこれだけは言っておきたい。契約書はすべて貸し手側に有利に書かれている。借り手側に有利な項目は一切ない。対等ですらない。「揉めたら負ける」のが基本だ。でも契約で書かれていても家主側の責任を果たさず、のらりくらりと無視されるケースが多々ある。しかしこちらの起こした問題は「契約書」を盾に攻めてくる。私も日本でも賃貸の経験があるが、そこまで酷くなかったと思う。そういうことがストレスでストレスでたまらない。

だからこそフィリピンにおける時間をこれからは減らしていきたい。フィリピンで受けるストレスは正直体に良くない。必ずどこかがおかしくなる。今は店舗も含め、倉庫とも契約を解除する方向で動いている。それだけでストレスは軽くなる。フィリピンで問題が起こって解決できない場合、自分が解決できるように調整をしなくてはいけない。彼らと争っても何も解決されないし、勝ち目はない。そう思わないとやってられない。


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