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Becoming Steve Jobsを読んだ





先日本屋さんに行ったらこんな本が売っていたので購入し、あっという間に読了しました。


Becoming Steve Jobs(ビカミング・スティーブ・ジョブズ)(上) ビジョナリーへの成長物語 (日経ビジネス人文庫)

Becoming Steve Jobs(ビカミング・スティーブ・ジョブズ)(上) ビジョナリーへの成長物語 (日経ビジネス人文庫)

  • 作者: ブレント・シュレンダー
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2018/04/03
  • メディア: 文庫




Becoming Steve Jobs(ビカミング・スティーブ・ジョブズ)(下) ビジョナリーへの成長物語 (日経ビジネス人文庫)

Becoming Steve Jobs(ビカミング・スティーブ・ジョブズ)(下) ビジョナリーへの成長物語 (日経ビジネス人文庫)

  • 作者: ブレント・シュレンダー
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2018/04/03
  • メディア: 文庫




いや、面白かったです。Steve Jobsが好きな人もアンチの人もぜひ読んでほしい本です。

Steve Jobs本で有名なのはこの本ですよね。


スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

  • 作者: ウォルター・アイザックソン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: ハードカバー



この本はSteve Jobsの裏側まで書いた本として話題になりましたが、どちらかと言えば「Steve Jobsはこんなにクソ野郎」みたいな書き方で、Appleファンの私としては正直不愉快な描写も多かったのも事実です。

この本の冒頭でもそのような事を指摘していて(P34)、「いわく、ストーリーを語る力で「現実歪曲フィールド」とよばれる魔的で害をなす何かを生み出すシャーマンである。いわく、完璧を求めて他人の言葉に耳を傾けない尊大なあほうである。いわく、自分は誰よりも頭がいいと思って忠告など聞かない。生まれた時からずっと半分天才、半分クソ野郎である」

と上記の本で書かれているとし、著者はこう反論しています。(P34)

「私が付き合ってきたスティーブはそんな人間ではない。彼は、そんな単純じゃない。もっと人間的だしもっと涙もろいし、もっと理知的でさえある。(中略)スティーブについて薄っぺらい神話が世の常識になりつつあるとぶつぶつ言うだけではダメだ。自分がひたすらに報じてきた男はこういう人物である、もっと深いところまで見てくれと世に問うべきだ。彼が生きている間はできなかったがいまならできる、という思いである。」

という思いからこの本を執筆したと書いています。著者はブレント・シュレンダー氏でSteve JobがAppleを追われてNeXTを立ち上げた頃から取材をしている記者であり、友人でもあります。有名になった「Steve Jobs」の伝記本よりより深く掘り下げていて、今まで世に出なかった逸話など満載の本です。

実はこの本を読んで不覚にも何度か涙を流してしまいました。一つはスタンフォード大学での有名なスピーチを改めて全文を読んだあと。(P182 - P192)そして愛すべきピクサーをディズニーに売る瞬間の描写(P237)、ピクサーのジョン・ラセターがSteve Jobと最後の別れをする場面(P346)は涙なしでは読めませんでした。

確かに人によって、著者によって感じ方や取材内容など大きく異なると思います。ここで描かれているSteve Jobsは「クソ野郎」の部分も描かれていますが、より人間的な部分、どれだけ自分の会社や家族や友人が好きなのかにスポットをあてています。どんな人間だったのか私が知るよしもありませんが、今回の本に描かれている人物像のほうがよりよりリアルに描かれていると思います。

私が尊敬する経営者の一人ははこのブログでも何度も書いていますが「Steve Jobs」です。世の中で言われている「天才的な」部分よりも、「自分の仕事や会社をどれだけ好きになれるか」、「仕事に自分の人生にどれだけ懸けられるのか」、「自分の時間をどれだけ情熱をもって仕事に取り組めるか」という部分では本当に見習うところが多いです。一方で家族と過ごす時間を何よりも大切にしていたところなど世間で言われている人物像と違うところも魅力的な部分です。私は「Passion」」こそが仕事の原動力であると思っています。そのPassion、熱量を誰よりもとんでもなく持っていた経営者がSteve Jobsだと思っています。

そしてその情熱から生まれた製品を今もこうして使い続けています。Steve Jobsが亡くなったあと多くのメディアが「Appleは終わった」と書きました。亡くなって7年が過ぎようとしていますが「Steve Jobsが生きていたら」というナンセンス極まりない記事を書く人もいます。実際どうでしょう?Steve Jobsが生きていた頃よりも売上高は伸び、販売台数も増やしています。Apple WatchはSteve Jobsが全く関わっていない製品だと先日明らかになりました。現CEOのTim Cookも「Steveが生きていたらこうするだろう」ということは一切考えないそうです。Steve Jobsが残したかったのはそういう部分ではないでしょうか?だからAppleは衰えることなくパッションを持って製品を送り続けています。

改めてスタンフォード大学におけるSteve Jobsのスピーチを全文読んでみました。このスピーチを行ったのが2005年6月16日です。つまり亡くなる6年前、ちょうど50歳になったときです。Steve Jobsは56歳でこの世を去っています。今、私は51歳。Steve JobsがiPhoneを出したのがこのスピーチの2年後です。同じような年齢になったからこそ、あの有名な言葉「Stay Hungry、Stay Foolish」という言葉が私の胸に突き刺さります。

ハングリーでいることができるのか?そしてFoolishでいることができるのか?(このFoolishは「愚直であれ」という訳が有名ですが、この本では「分別くさくなるな」と訳されています。私はいろいろな意味でそのままの「バカであれ」のほうがしっくりきます。)私にとっての金言であり、永遠のテーマでもあります。

ぜひAppleファンの方もそうでない方も読んでみてください。


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