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BGCのラーメン蔦の評価はなぜ低い





随分前の話だが、BGCにオープンしたミシュランラーメン店、Tsuta Ramen(Japanese Soba Noodle蔦フィリピンBGC店)に行ってみた。

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あまりこういうことはブログでは書かないようにしているが、正直味については「物足りなかった」。日本の巣鴨のラーメンもこのような味なのかぜひ確かめたいのだが、しばらく東京に行く機会もないし、確かめようがない。

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何が物足りなかったかといえば、上品すぎるというか、言い方は悪いかもしれないがラーメン特有の下品さがかけらも感じなかったことである。

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この味にはフィリピン自身も満足はしていないようで、ネット上には辛辣な言葉が並ぶ。中には最高点を付けている人もいるが、コメントの内容を見ると本当に味で評価しているのか本当に疑わしい。要はフィリピン人にはウケが悪いのは確かなようである。

フィリピン人は一般的に濃い味が好きである。中でも「豚骨」系のラーメンは大人気だ。ラーメン凪、一風堂をはじめとして、豚骨系ラーメンは未だに人気は衰えていない。またMendokoro Ramenba - 麺処ラーメン場はフィリピン人の中でも「イチバン」の呼び声が高く、毎日行列が絶えない。売り上げも桁違いらしい。

フィリピン人にウケる要素はいろいろとあるが、味もさることながら「海外から来た」事が非常に重要だ。私もカフェをやっているがそのことは身をもって体験している。こういう言い方は競合店に失礼なのだが、私が仕入れているコーヒーや抹茶や日本茶のクオリティーはフィリピンのどの店にも負けない自信がある。コーヒー豆については日本でも非常に高い評価を受けている「堀口珈琲」を持ってきている。飲み比べてみるとわかるが、明らかに味が違う。抹茶にしてもそうだ。お茶の品評会で毎回高評価を得ている京都宇治田原や京田辺のお茶屋さんから私自身が足を運んで仕入れている。

これまた失礼な言い方だが、競合の会社が北九州から来ているのに宇治から来ていることをを名乗ったり、宇治茶でないのに宇治茶と宣伝していたり、フランチャイズしている会社が日本の会社じゃないことは知っているし、言いたいこともたくさんあるのだが、お茶を少しでもかじっているものからすると、やはり競合のお茶は私からすると品質が落ちる。宇治茶の高級抹茶は100ペソそこそこでは「絶対に」提供できない。ましてや生産者→卸売→小売→輸出業者→フィリピン輸入業者→最終顧客まで間に入っているようなお茶はどんな品質なのかは想像がつく。われわれは生産者→卸売→フィリピン小売→顧客というように少なくてもいい製品の仕入れ価格は相当安く仕入れている。

でもフィリピンスタンダードからいえば、フィリピン人は競合の抹茶カフェのほうが好きなのだ。まず日本から進出してきた、というだけでフィルターがかかる。それだけで大きな差だ。飲んでもいないのに「日本から来た=品質がいいもの」と受け止められる。味の好みは本当に千差万別で定義などできないが、日本で優れた品質のものでもフィリピン人に受け入れられるかどうかは別問題だ。日本人でも東京の人は静岡のお茶を好み、宇治茶のうま味が強いお茶は昔から好まれないのと同じで味覚にも国民性がある。「品質」という概念を捨てて、抹茶ではなく単に品質の悪い緑茶を粉茶にして、着色料を混ぜて、思いっきり甘い飲み物にして50ペソくらいで売ったらウケるかもしれない。それくらいフィリピン人は一般的に味には疎いと思う。

一方でフィリピン発のレストランでも流行っているところはたくさんある。カフェでいえば「Single Origin」とか「Wild Flour」などだ。Single Originのオーナーは知り合いなのだが、上手に経営をしていると思う。アルコールを上手に組み入れて、昔で言う「カフェバー」的な店を作るのがすごく上手い。じゃあコーヒーはどうかといえば、褒めちぎるほどではない。

口コミサイトを読んでみてもわかるが、日本でも最近はネットでの書き込みが社会問題になったりしているが、フィリピン人の書き込みも相当なものである。「お客様は神様」信仰の強い日本人が読むと、「偉そうに書くな」とかよくコメント欄に書かれるが、やはり書き込む内容にも限度がある。フィリピン人の思い込み度は少し常軌を逸していることもしばしばある。勘違いや間違った情報によることが多いので気にしなくてもいいのであるが・・・・。

あくまでも私の固定概念で書いているので真に受けないようにしてほしいのだが、フィリピンでウケるためには、

1. 味付けが濃いもの(しょっぱい、甘いがハッキリしているもの)
2. 日本から進出してきたもの
3. インスタ映えすること

がキーポイントの重要な要素かもしれない。とにかく日本でウケてもフィリピンではウケない可能性も高い。

ラーメン蔦を実例で挙げてしまったが、他にも苦戦していることろもいくつも聞く。日本の評判は捨てて、一から構築するくらいの気持ちでやらないとダメなのかもしれない。品質がいくら良くてもフィリピン人にはわからないし、関係ない。ただの日本人の幻想なだけだ。


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