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それはフィリピンの都市伝説? Vol. 2






前回に引き続いて、調子に乗ってVol.2を。

今回のお題は

「フィリピンは危険だ。」

というお話を。

この手の話は10年以上前からずっと議論されている話です。「フィリピンは」というくくりで話すとややこしいので、「マニラは」という前提で書きたいと思います。また「危険」の定義は「犯罪もしくは揉め事・詐欺などに巻き込まれるか否か」という観点で書いていきます。

結論を言えば「マニラをよく知ればそれほど危険ではない。安全は金を出して買え」と思います。以前はマニラは「大変危険だ」と思っていましたが、最近は言い方を変えました。

「マニラは危険ではない」という人も多いのですが、そういう人の多くが実は短期間の滞在や留学で来ている人が多かったりします。私もサラリーマン時代は基本的に短期滞在がベースでした。その時はさほど危険と思ったことは正直なかったです。ホテルの部屋以外はフィリピンの代理店のスタッフとずっと共にしていたので、危ないところには行きませんでした。それと基本は車で移動で、運転手付きの場合がほとんどでした。

こちらで起業してからはマニラにいる時間も長くなり、自分で運転するようになり、ローカルの人と接する機会も多くなりました。ただ幸いなことに重大な犯罪などには巻き込まれたことはありません。

ただ私のまわりのフィリピン人は少なからずその手の犯罪に巻き込まれたことは1度くらいは経験しています。一番多いのはジプニーの中での強盗です。隣りに座った人に拳銃やナイフを突きつけられて現金や携帯電話を取られるケースです。知り合いの人はバスの中でそれをやられて、バスから飛び降りて大怪我を負いました。次に多いのは歩いている時に後ろから銃やナイフを突きつけられてのホールドアッパーです。学生でも容赦なしです。あとは通勤中のスリ。これも多い事例です。これらすべて私のスタッフが直接経験したことです。

スタッフ以外では、知人が車の強盗に出くわして殺されそうになったことがありました。旦那さんと出かけた彼女は、旦那さんの用事の間に車を路上に駐車して、後部座席に座っていたそうです。すると強盗が車を開けて、配線をつなぎ、車を盗もうとしました。逃げるに逃げられない彼女はそのまま後部座席に息を潜めていて、走行中の車から飛び降りて何とか逃げることができたそうです。飛び降りた際に大怪我を負ったのは言うまでもありません。声をあげてたら間違いなく殺されていたでしょう。

別の知人はオルティガスにあるコールセンターでの勤務の後に、銀行でお金をおろそうとロビンソン近くのATMでお金をおろしていたら強盗に後ろから襲われ、銀行に入っていたお金で限度額まで引き出されました。幸い命には別状はなかったのが幸いでした。

この手の話は日本ではほとんど聞きませんが、マニラでは実に多い。犯罪件数がアメリカより少ないとか書いているブログもありましたが、これはほとんどの事件を報告していないからでしょう。彼らは警察を信じていません。報告したら何かを逆に脅されそうと思っているのではないでしょうか。私も盗まれたといえばバイクを一瞬路上に置いていただけでトラックに積み込まれて盗まれたこともありますし、駐車場で先に場所を取ったせいで恨みを買い、全部のタイヤの空気を抜かれたこともありました。車にぶつけられたことが2回。あとはメイドに身の回りのものを盗まれて逃げられたくらいなものでしょうか?

こういうことを考えると、やはりマニラは「危険」だと思いますし、何よりもローカルの人間は日本人よりもビビっていますし、注意もしています。彼らは暗い夜道は歩きません。またどの場所が危険で、危険でないかよく知っています。私の生活圏のオルティガスで言えば、メガモールのオルティガス側は比較的安全ですが、エドサ側は危険といいます。特にMRTの駅周辺やメガモールの反対側のStarmall側、更にその反対のランカスターホテルサイドはもっと危険で、Edsa Central側も危険といいます。バスターミナルや駅周辺はそういう輩が多いそうです。そういうところは彼らは気をつけて歩きますし、なるべく近寄りません。何がどう危険なのかといえば、危険そうな人間(薬物中毒、泥酔状態のひと、強盗・スリを狙っている人)がそういう場所には多いそうです。警察などの警備が比較的薄いところも特徴です。

私から言えることは、「安全は金で買え」ということです。流しのタクシーにはなるべく乗らないとかジープは避けるとか、可能であれば車を購入して、ドライバーに運転させてドアToドアで移動すれば極力危険なことからは避けられます。

こういうことを書くと「大げさ」と思う人もいるかもしれません。大手の日系の銀行の駐在員はマラテなど立ち入り禁止です。自分の運転も禁止です。ちゃんとした会社はそういうリスク管理をしっかりしています。犯罪に出くわすか否かは確率の問題です。その確率をできる限り下げるのにはそういう対策をしなくてはいけません。0.00000000000000001%の確率にしたいわけです。大げさでも何でもありません。

もう一つ事実を書けば、日本人が強盗が理由で命を落とすケースはほとんどありません。あってもひったくり、スリの類が多い気がします。(そのほとんどの人が隙きがあったからだと思います。バッグを持ってレストランに行くというのは私にとっては危険ですし、知らない人に声をかけられてついていくことも絶対にしません。先日1億数千万を強奪されたのも、事情はよくわかりませんが「なぜ現金?」というのが正直な感想です。)

最近日本人が殺されるケースのほとんどが後ろで日本人が関与しているケースが多いと思います。

あと最近スラム街へ興味本位で行く日本人がいるようですが、そういうのはやめたほうがいいです。またスラムに住んでいる人に失礼だと思います。

それからフィリピン以外の地方ですが、私が行ったことのある範囲で言えば、セブはマニラよりも安全だけど都会なので注意はもちろん必要、ダバオはマニラよりも安全かもしれない、など場所によって異なります。紛争地域は別にして、地方はマニラ程ではないというのが正直な感想です。

マニラでもマカティ(レガスピ、サルセド、ベルエアーなど)、BGCは比較的安全です。またセキュリティーの厳しいヴィレッジやコンドミニアムに住んでいればまず安全です。

つまり金さえあれば安全はいくらでも買えます。私の知り合いには本人はもちろん家族全員にボディーガードをつけている金持ち華僑が何人もいます。防弾ガラス仕様のエクスプローラーに乗ってたりします。もちろん住んでいる家はForbes Parkです。マニラをよく知り、安全に惜しむことなくお金をつぎ込めばマニラは普通に暮らせます。(ただし日本の感覚で暮らしたら大変危険です。)マニラという街をよく知ること。ローカルの言う人のことをよく聞くこと。それが一番の安全への手段だと思います。もし慣れていなかったら細心の注意を払ってください。



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