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それはフィリピンの都市伝説? Vol. 1





フィリピンに関するサイトで

「フィリピンは〇〇だから気をつけて」
「フィリピンは〇〇だ」

という注意喚起みたいなことがよく書かれています。それをフィリピン素人の人はそれをつい信じてしまいます。

先日、どのブログかど忘れしてしまったのですが、フィリピン人について日本人の中で信じられていることの多くが駐在員が作り出したもので、実態とは合わない、みたいなことが書いてありましたが、「その通り」と思ってしまいました。先日フィリピンで知り合いになった駐在員奥さんと京都でバッタリとあって少しお話をしたのですが、多くの駐在員の奥方は日本に帰ると「フィリピンはすごくよかった。機会があれば絶対に戻りたい」といいます。メイドさんや運転手がいて、最高の生活だったって多くの人が言います。この手のことを聞くたびに強烈な違和感を感じます。

「フィリピンの生活は最高?」
「メイドさんはすごくよく働くので助かった?」

多くの人が会社のお金でドライバーさんやメイドさんを雇っているので、前任者からの紹介もあり、それなりのクオリティの人が来ているのでしょう。私の知り合いで会社から提供されているドライバーさんには6万ペソが支払われています。メイドさんの給料は3万ペソで住み込みです。私からすれば「それだけ支払えばねぇ?」って感じです。私からするとドライバーは悩みのタネです。今のドライバーはようやくいい人材が見つかってそれなりに満足していますが、それまでは本当にひどかった。メイドはもう二度と雇わないと決めたほどトラウマの経験をしています。

駐在員さんのように至れり尽くせりで会社から経費が出ている方はフィリピンの生活ってそれなりに楽しい(もちろん仕事上ではそんなことはないと思いますが)のではないかと思います。家はマカティやBGCの1等地ですし、羨ましい限りです。

そういう生活の人とわれわれの生活とはちょっと乖離しているかなと思います。そんな実態からかけ離れた「フィリピンの都市伝説を切る」みたいなことを書いていきたいと思います。

第一弾は

「フィリピン人はとても家族思いだ」

に物申す、です。

これもとても違和感を感じます。もちろんいろんな人がいますし、全員に当てはまらないことは「もちろん」という前提です。また私のまわりのフィリピン人に限って話をしているので、セブなどのビサヤの人には当てはまらないかもしれません。そういう前提でお読みください。噛みつきもダメです。

私はフィリピン人の家族に悩んでいる人を沢山見てきましたし、未だにまわりにたくさんそういう人がいます。外国人と結婚する人の一部は「あの家族と二度と関わりたくない」という人もいます。(逆に「これで食い扶持ができた」と喜ぶ人もいますが)

私の知り合いでこんな人がいます。この人はイギリス人の旦那さんとマカティに暮らしていますが悩みは家族、特に両親が彼女を頼ってくることです。それが実にひどいし、醜い。両親といってもまだ50代前半の働き盛りです。外国人との結婚後はその依存度がどんどんひどくなるばかりです。家に毎月3万ペソも渡しているので、両親は働く気がゼロです。そのお金がまだ学校に行っている弟さんに行くわけではなく、ほとんどが「シャブ」といわれる麻薬やギャンブルに消えていきます。そしてお金がなくなるとせびりに来ます。

この両親が借りているアパートの大家さんと揉め事を起こして、出ていく羽目になりました。マカティで親用の家やコンドを買えるほど裕福ではありません。でもカビテなら何とか買えそうなので、親に相談すると、親は絶対にマカティを離れたくないとダダを捏ねます。とうとう立ち退き期限が来てしまったので、仕方なく一時的に彼女の家に実家の家族全員が引っ越してきました。一緒に住み始めたら収拾がつかなくなるのは言うまでもありません。毎日が殺し合いになるかと思うほどの喧嘩になり、ついに彼女はノイローゼ寸前までなりました。流石に両親も「家をただで貰えるなら」と妥協し、先日ようやくカビテの家に移っていったそうです。

この手の話は山のようにあります。家庭で問題を抱えている人の多くが、「両親が働かない」人が多い気がします。その両親はギャンブルかシャブか酒に溺れているような人たちです。子供が10人もいて、自分たちは働かずに子どもたちに学費を負担させます。また海外で就労するようにさせて自分たちは何もせず毎日買い物三昧です。

平日の昼間に多くの家族連れがモールにウジャウジャいるってフィリピンくらいなものです。おかしいと思いませんか?彼らはOFWとして悲惨な目にあっても必死で働いている子どもたちの給料を吸い取ります。そして毎日モールに出かけていきます。政府の失業率は5〜7%とかふざけた数字を出していますが、民間調査会社の25%というのが正確だと思います。海外からお金が入ってくるからアホらしくて働けません。

そしてそのOFWが一時帰国するクリスマス時期が「親しい家族」を装うときです。普段何もコミュニケーションを取らない兄弟や親戚が一時帰国するとなったら空港に押しかけます。なぜか?懐かしさよりもお土産が目的です。普段は何も連絡を取らないのに、この時期は「Tita」「Tito」「Kuya」「Ate」と急接近します。そしてクリスマスが終わって、また働き場所に帰ると普段の通り、何も連絡が来なくなります。

以前こんなこともありました。ある知り合いのフィリピン人の旦那さんが海外で心臓発作で急死しました。(前に記事に書いたことがあるかも)その遺体を引き取りに行きたいのですが、フィリピンにいる8人いる兄弟や親戚の誰一人としてお金を出そうとしません。自分の生活が大事なのです。あまりにも哀れに思ったのか米国に住む姉と外国人と結婚していた姪が少しずつお金を出しましたが、やっぱり足りません。途方に暮れて泣き疲れたその人を見て、私もお金を少し寄付して、ようやく遺体を引き取りに行けました。このときのフィリピン人の冷たさと言ったら・・・。家族思い、ホスピタリティ溢れた国が聞いて呆れました。

前述にもありますが、すべてがすべてこんな人達ばかりではありません。もちろん絆の強い家族もいます。でも待ってください。その絆の深さなら日本人の私の両親をはじめとした家族の絆も全く同様です。「フィリピン人は家族を大事にする」というのは、「どんどん希薄になっていく日本人の家族と比べて」ではないでしょうか?フィリピンに来る人の多くが日本の兄弟、家族と関係が疎遠になった人たちが多いと聞きました。そういう人からしたら確かにフィリピン人の家族の絆は強いかもしれませんが、本当にそうなのか?というのが私の本音です。

多くのフィリピン人を見てきて思うこと。「フィリピン人の家族の絆は強い」は一種の都市伝説だと。

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