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「立つ鳥跡を濁さず」はフィリピンではできない





クッキーを製造している工場の移転を11月30日をもって完了する予定が、少々遅れ昨日ようやく移転が完了した。しかし前の工場のオーナーと揉めに揉めている。

事の顛末はこんな感じである。2009年からそこでクッキー工場を借りていたが、前のオーナーが使用していたもの、エアコンやガスレンジなどを引き続き使用させてほしいと要望書を提出した。エアコンなどの高価なものは買い取りさせられ、使いものにならないだけは譲渡してもらい現場に置いていかれた。仕方がないので使えないものは我々が処分をした。

しかしこの要望書をオーナーが「レンタル品リスト」と勘違いし、リストに書いているものを返却しろと迫ってきている。エアコンは購入したもののすぐに壊れて廃棄したし、他のものもすべて廃棄をして存在すらしない。それらをはっきりさせるために備品リストと譲渡希望リストを提出していたのであるが、「レンタルリスト」と言い張って退去を認めない。いくら説明してもわかってくれない。現段階では我々が購入したキッチンの業務用流し台と同じく我々が購入した白熱灯を置いていかなければ退去を認めないということで、仕方なくそれらを置いて別の場所に移った。白熱灯はともかく、流し台は業務用の立派なもので「はいそうですか」と置いていくわけにはいかない。

今回移転するのもオーナーが今の場所を別の用途で使いたいから、ということで契約が切れる6ヶ月前から依頼をされていたので、契約違反でもなく、こちらも従わざるを得ないので立ち退きに同意し、新たな場所に移転するのである。無理やり退去させるのであるからオーナーサイドもあまり無茶なことを言わないと思っていたが甘かった。

2年前に事務所を移転したときにも前のオーナーからイチャモンをつけられ、前払いで支払った家賃5ヶ月分が返却されておらず、現在法的処置を取るべく弁護士から警告文を作成してもらっている。このままだと今回のケースも弁護士にお願いするかもしれない。

しかし「立つ鳥跡を濁さず」といきたいものであるが、フィリピン人のオーナーの場合、何かしらのイチャモンをつけてきてスムーズに運ばない。その内容たるや日本の不動産業者もびっくりの内容である。他のフィリピン人はどうなのであろうか?コンドなどの移転を経験したことがないのでよくわからないが、やはり今回と同じようなものであろうか?

よくリスクヘッジなどというが、フィリピンでの揉め事はもはやリスクとはいえない。あえてリスクヘッジは何かといえば「諦めること」しかない。相手国で現地の人を相手にして裁判で勝てるケースは少ないし、裁判は長期間かかる。以前も交通事故を起こされて裁判をしようと思ったこともあるが、あらゆる点で不利だし、時間も費用もかかる。揉めて総合的に費用が高くなる場合がほとんどなので「諦めること」が最大のリスクヘッジである。保証金は返ってこない、と諦める。資本金も返ってこない。役所と揉めたら役所の言うとおりにする。袖の下も場合によっては仕方がないと思う。約束は勝手に反故される。これらのことは普通に起きる。故にフィリピンは「ビジネスが難しい」といわれる理由の一つだと思う。

しょうもないことで揉めて裁判沙汰になり、最悪出国禁止になるよりはお金で片付くものは片付ける。つまらないことでいつまでも固執しない。フィリピンでは見えない経費がどんどん膨らんでいく。

こんな国でも日本の会社はまだ進出する気なのだろうか?長い目で見たら儲かるとは言い難いのに。

フィリピンに進出するなんて止めたほうが本当にいいですよ。フィリピンでなんか何も儲かりませんから。損するばかりです、ここは。


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蹄鉄

フィリピンでなんか何も儲かりませんから。損するばかりです、ここは。⇒

それでもご自身が進出する魅力があったのでしょう。それってなんですか?
by 蹄鉄 (2017-03-05 03:28) 

Akira

蹄鉄さん、このブログを読んでいただいたらわかるかもしれませんが、起業して11年。苦労の連続で、儲かったとは冗談でも言えません。仕事が楽しいから続けているだけです。
by Akira (2017-03-05 11:01) 

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