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ドゥテルテ市長大統領選立候補 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!





と、思っているフィリピン人は少なくないはずです。

昨日ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)ダバオ市の市長が来年の6月のフィリピン大統領選挙に出馬すると正式に発表があったそうです。

私は日本人なので他の国の政治関係には基本的に興味もなく、選挙権もないので口出しすべきではありませんが、今日はちょっとネタにします。

フィリピンにお住まいの方ならこの人のことはよくご存知でしょうが、知らない人のためにちょっとだけ補足説明します。この方はWikipediaによると1945年生まれの70歳で、1988年にフィリピンミンダナオ島のDavao市の市長となり、2010年までに合計6回市長に改選されています。この市長がなぜこんなに有名なのかといえば、自分自身で自警団を組織して、犯罪者や犯罪組織を闇で殺害し、ダバオ市の治安を極めて平和に維持をしています。(必殺仕事人みたいな組織)おかげでダバオ市は「フィリピンで最も治安のいい市」と言われたりします。(本人はもちろん自身の関与は否定していますが。)こういう話を書くと、日本では「とんでもない市長だ」とか「即刻辞めさせろ」と大合唱になりかねませんが、フィリピンにおいては一部の人権団体を除きそうでもありません。

前回の記事でも書きましたが、フィリピンの治安は年々ひどくなるばかりです。こんなことを書いたら誰もフィリピンに来なくなるので公には書きませんが、ひったくりやスリなどは日常茶飯事。多くの人が警察に届けないのでカウントされていないだけで実数は相当な数になります。ホールドアップなどの強盗事件、レイプ、大量殺人など、毎日の様に報道され、マニラでは夜中は外を一人では歩けない多くの場所もあるのも事実です。日本人も毎年何人かの人が強盗目的や怨恨で銃で撃たれて命を落としています。(昨年は私も知っている方が殺されてしまいました。一刻も早く犯人が捕まることを心から願っています。)

なぜここまで治安がひどくなるのか?フィリピン人に言わせると「犯罪を抑止する方法=死刑制度がないからだ」と多くの人が言います。近年ではマルコス以降、コリー大統領、アロヨ大統領、アキノ大統領が死刑を実質廃止しています。だから2002年以降死刑制度がフィリピンにはありません。おまけにフィリピンの刑務所はやりたい放題で、お金のある受刑者は個室を持ち、TVやエアコンを取り付けたり、酒を持ち込んだり、面会と称して女性も連れ込んだりと刑務所とは言えなくなっています。だから犯罪者は何も怖いものなどありません。罪を犯すという意識が薄いのかもしれません。宗教も残念ながら抑止には全くなっていません。ちょっと昔にミンダナオ島で50人を虐殺した知事がいましたが、裁判すら始まっていません。警察官も犯罪に加担する人も多いのも事実です。またまともな警察官でも犯罪が多すぎてまともに相手もしてくれません。

要は「この国には正義は存在しない」、と考えている人が多いと思います。その「正義」を過激な方法ながらも独自に実行しているドゥテルテ市長に期待が集まるのもわかる気がします。実際、出馬を検討もしていない時から市民の間では彼の出馬を望む声が私のまわりでは多かった気がします。(それも富裕層(フィリピン華僑)からは圧倒的にドゥテルテ市長を推す声が高い。低所得者層はポー上院議員、富裕層はドゥテルテ市長を推すと私は見ていますが。)

現大統領のアキノ大統領は「汚職撲滅」を目指してきました。かなりの成果があったと思います。外国人の私から見ても最近ではとても「まともな」大統領だと思っています。ただ汚職は減ったかもしれませんが、犯罪抑止にはつながらなかった。次期大統領選ではグレース・ポー上院議員が一歩リードしているようですが、彼女はアメリカ育ちで、2004年に帰国したばかりです。親の七光りで注目されていますが、政治家としては全くの未知数です。以前人気のあったビナイ副大統領は汚職で人気を落としました。アキノ大統領の後継者のロハス内務相はオシがイマイチ弱い、となるとドゥテルテ市長は本命になる可能性が出てきました。

「自由な」お国柄を自慢にしてきたフィリピン人が、最も厳格で法律すら無視して治安を維持してきたドゥテルテ市長を支持するというのは不思議な気がしますが、私は理解できる気もします。私のお客様のフィリピン華僑の人の中には「誘拐」で身代金を盗られた人が一人や二人ではありません。ずっとボディーガードと一緒の生活をしている人も多くいます。それらは報道されないことです。マニラの治安の悪さを嫌がってカナダなどの海外に移住した人をたくさん知っています。お金持ちは「ビクビク」しながら外に出掛けています。

東南アジアの他の国を見回しても、「軍」の影響力なしに政権を維持している国が少ないくらいです。そうやって何かの「脅威」がないと東南アジア人というのは統制がとれないのだろうと思ったりもしてしまいます。今までのように「自由」を選ぶのか?それとも多少の犠牲を強いても「犯罪撲滅」を選ぶのか?

私個人的には「秩序のある」、「平和な」マニラ生活をしたいと願っています。(今回の記事はあくまでも個人の主観で書いたものです。)


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