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もういいよ、Globeは





先日の記事でインターネットが繋がらなくなった話を書いたが、一向に前進が見られないので諦めて、日本に帰国した。(半分ウソ。半分ホント。Globeが理由ではなく、以前から決まっていたスケジュールであったが・・。)

今やインターネットは仕事では欠かせないツールになっているのは私に限った話ではないと思う。その大事なツールを使えないのは困るどころの騒ぎではない。日本に戻り、サクサクのインターネット環境のおかげでGlobeに対する怒りはだいぶ収まったが、GlobeはもはやMYクソ会社の筆頭である。何がひどいかといえば、

無視
間違った情報
社内での情報共有のなさ

に尽きる。以前のようにコールセンターに電話しても全く前進が見られないので、最近はFacebookのチャットかメッセンジャー機能、もしくはTweeterでのメッセージを使うのが主流みたいであるが、これがまたひどい。返事をしてくるのは最初の数日だけ。あとは無視。TweeterでGlobeの悪口をTweetしてもナシのつぶて。どうにも前に進まない。

カスタマーサービスという部署にもかかわらず無視をするメンタリティーがよくわからないのだが、PLDTも同様だし、残念だがフィリピンではごく一般の方法だ。このような状況をフィリピン人はどう思っているのかスタッフに聞いてみたら「フィリピンでは当たり前すぎて、文句を言っても仕方がないのでみんな諦めていますよ」という、またやる気のない返事が返ってきた。こういうつまらないことにストレスが溜まることも嫌だけど、それ以上にそれらのことに時間を費やすのが嫌なのだ、私にとって見たら。

また担当者によっていうことが違う。最初に対応した担当者A君は「エリア全体に問題があります」というが、昨日から担当が変わった担当者B君は「エリアは問題ありません。あなたの回線だけダメですね。」という。もう責める気にもならない、バカ過ぎて。おまけに「あなたのWiFi環境が悪いのでは?あなたのモデムを調べたらどうですか?」ときたものだ。そこまで私はバカじゃない。今日の夜になって担当者C君は別のことをいい始めている。

「明日とりあえずお伺いします」と言っているが果たしてくるか?来るのになぜ9日もかかるのか?

フィリピン人相手にやり取りをする限り、この手の話(いい加減な対応)は避けては通れない。解決策などない。フィリピンから離れることのみ。それだけだ。もう文句を言うのも面倒になってきた。

これはGlobeだけではなく、フィリピン人全体に同じことが言えるから不思議である。(フィリピン華僑は除く。フィリピン華僑の悪どさについてはまた記事に書きたい)先日もこんなことがあった。Ace Hardwareというマニラでは比較的有名なDIYショップがあるのであるが、そこである製品を購入した。その製品は他の場所でも値段を取っていたが、Aceだけ異常に安い。「その値段合っているか、本当に?」と聞くと「サー、間違いありません」という。その言葉を信じた私もバカなのであるが、とりあえずカードで購入した。

しかし配達の段階になって「サー、昨日の値段が間違っていました。だから配達はできません。」という。さらに「カードのオリジナルを店まで持ってきて、カードのキャンセル手続きをしてください。他の人に頼む場合は委任状をヨロシク」という。まるでこちらが悪いかのような言い方である。おまけにこちらは既に空港の待合室だ。もうどうしようもない。カード会社に電話して何とかキャンセルの手続きができたが、この件で費やしたムダな時間は容認できるレベルではない。

彼らのせいでこちらの貴重な時間が潰れるのがとてつもなく嫌なのだ。だからAceや家電売場にいる無能な店員の話を聞くよりは自分で調べたほうがよほど早い。間違っていると決めてかからないとあとで痛い目に遭う。

他にもNAIA3のパスポートコントロールで起きた話なども書きたいのだが、長くなるので次回にでも書こうと思う。それにしても東京は楽しい。ギンザシックスとか最高だ。Apple Storeでは至福の時間を過ごせた。どこでもインターネットは速い。フィリピンの100倍は速い。フレンドリーさではフィリピン人に負けるが、仕事の正確性は抜群だ。ムダな時間が極力省ける。ストレスが少ない。フィリピン人で信用がおけるのはうちのスタッフくらいなものだ。

しかしGlobeがないと事務所のスタッフとやり取りができない。ハァ、もういいよGlobeは。おとなしくPLDTにするよ。本当にダメだ、この会社は。


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GlobeがPLDT並のクオリティになってきた





インターネットが使えなくなって早4日目。不便極まりない。仕事にも大きな支障が出ている。

クソ会社はPLDTだけかと思ったらGlobeも一緒だった。初期対応は早いものの、その後のトラブル対応は最悪。PLDTに勝るとも劣らない。今までGlobeは対応がマシだったので続けているが、無視攻撃を続けるのならGlobeに執着することもない。

カフェのインターネットは使えるので、そこで仕事をしてもいいのだが、お客様が使うテーブルを占拠するのも気が引ける。

アジアで一番遅いのはインターネットのスピードだけではなく対応もダントツで遅いと思う。(他は知らないけど)でもインターネット料金はアジアで高い部類だという。さらにGlobeについて書けば、Broadbandの新規申し込み分は何とデータ通信量の上限がある。LTEじゃあるまいし、ケーブル回線になぜ上限があるのかまったくもって謎である。

インターネットがこれ以上使えなかったらPLDTに不本意ながら変えようと思う。どちらでも最悪な通信会社なのは一緒なので。もうすぐ日本に帰るからしばらくの我慢だけど。

あー、ストレスが溜まる。


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フィリピンのビジネスは面倒なことばかり





今日はいろいろと勉強になりました。

1. DOLE急襲

先ほどカフェにDOLE様御一行が急襲しました。

労務管理がちゃんと行われているか、ちゃんとSSSなど保険関係が支払われているか、残業代、何時から働いているのか、等など給与明細など洗いざらい調べていきました。スタッフ一人一人にインタビューを行っていきました。労務管理はきちんとやっているつもりですし、給料もミニマムよりかなり多めに支払っているので、何も出てこなかったのか諦めて隣の日本食レストランに移動していきました。

最低賃金の支払いをちゃんとしていなかったりしたら大問題になるのは言うまでもありません。DOLEが来るのはランダムに来る場合と、内部告発のどちらかです。自分の能力がないのを理由に解雇されたり雇ってもらえなかったりしたら元従業員が平気で告発するのがフィリピンです。例え親戚関係でも、です。

外国企業の場合、狙われやすいので特に気をつけたほうがいいです。「自分は大丈夫」と思っていたらBIR、消防署、DOLEなど予期せぬ時に来襲します。

2. セールは許可が必要

よくフィリピンのモールでは「Weekend Sale 20%引き」とかやっていますが、セールをしたり、景品をあげたり、コンテストを行ったりするのにDTIの許可が必要って知っていました?それも有料なんです。FBだけの告知とか、店内のポスターすべて人の目に触れるもので告知をした時点で申告が必要です。

日本でいう景品表示法に当たると思いますが、要はセールと謳って実際はセールじゃなかったり、違う商品を騙して送ったり、何名様限りというのに誰にも渡さなかったりするのを防止して消費者を保護する目的でしょう。日本の場合は、違法行為が行われて、実証できた時点で捕まり罰金を払うことになりますが、フィリピンは事前に承認を得なくてはいけません。おまけにお金を払わなくてはいけないって・・・。

もし報告しなかった場合の罰則はまだ見つかっていませんがわかり次第ここで連絡します。

DTIのサイト
http://dti.gov.ph/businesses/sales-promotion-application

法律の内容
https://drive.google.com/file/d/0B0ilL7KAK3i5a1JLMzBCcDVGTTg/edit?usp=sharing

ちなみに申告時には一連の書類が必要なのは言うまでもありません。(Mayor's Permit、Business Permitなど)

本当に本当に本当に面倒くさい国です。フィリピン。安易にプロモをやったら捕まりますのでご注意を。


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JRパスは継続していた!





もう既出のネタで、今さら感がある記事かもしれませんが、6月30日で引き換え期限が切れると思っていたJRパスが引き続き継続するようです。

しかし・・・・・・

購入できる条件が非常に厳しくなりました。条件として

1. 日本国の旅券及び「在留期間が連続して10年以上であることを確認できる書類で、在外公館で取得したもの等」を有する方

で、確認書類として、

1. 在外公館が交付する「在留届の写し」(在留届の受付日付が10年以上前のものに限る)
2. 在外公館が発行する「在留証明」(「現住所に住所(または居所)を定めた年月日」として、10年以上の年月が記載されたものに限る。)

ということです。どういうことかというと(私の理解では)、フィリピンに「連続して」10年以上在留し、大使館や領事館に在留届を出した時のコピーが10年前以上のものか、大使館や領事館が発行する在留証明に記載されている「在留を始めた日」が10年以上である証明書を提出できれば購入ができるということです。

今までのようにパスポートとACRカードを出せば買えたのとは違い、「本当に」海外で生活している人を対象にしたというのが大きな変更点です。今までは条件さえ整えばフィリピンに来て1年でもパスが購入できましたが、今後はそういうわけには行かないということです。

詳細は

http://www.japanrailpass.net/about_jrp.html

http://www.japanrailpass.net/img/about_jrp/file/conditions_ja.pdf

までどうぞ。また今後は日本国内でもJRパスが購入できるみたいです。日本に到着後、急に旅行に行きたいという場合でも購入できるということです。購入できる場所はこちらを参照にしてください。

http://www.japanrailpass.net/file/trial_basis_ja.pdf

まあ妥当な変更だと思います。また変更をしてくれたのはJRグループの英断だと思います。これで海外に住む方が家族と一緒に祖国を旅をすることができるということです。ちなみに私は在留届を10年前に出して転出を一度もしていないので、対象者だと思いますが・・・。次回購入時にまたご報告します。

ちなみに・・・

先日の記事でも書いたANAの外国人向け格安航空券(日本国内片道一律¥10,800)を先日購入して伊丹→成田を移動しました。ネットで問題なく購入でき、チェックインも問題ありませんでした。ジェットスターですと¥10,800よりも安い¥9,000くらいの価格でしたが、関西空港からの出発となること、荷物が重たかったので成田空港での乗り継ぎが面倒なのを考慮して、ANAを選びましたが大正解でした。こちらも使えるサービスなのでぜひどうぞ。10年以上の在留資格は不要です。


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厳しくなったフィリピンの銀行





普段から輸出入のビジネスをやっていると、フィリピンから日本に機械代金を振り込むことが多いのだが、昨年起きたRCBCのマネーロンダリング事件を機にフィリピンサイドからの送金の厳しさが増している。

以前はそんなことがなかったが、先日機械代金を振り込むために手配をしていたところ、

日本の受取人との関係を示す書類
売買契約書
フィリピンから受取人への発注書
送金の目的

を提出しないと送金できないと言われて余計な手間と時間を要した。日本からフィリピンに送金する際も送金目的を聞かれたし、フィリピンからの入金があった時も目的を聞かれたが、今回のように厳しいことはなかったと思う。(ちなみに日本では海外からの送金があった場合、金融機関からは本人の承諾なしに自動的に金融庁?に報告をするので、ごまかしようもないけれど)

やましいことは一切していないので「厳しくなったなぁ」というのが率直な感想だけれど、個人への「報酬」としての送金の場合、送金は受け入れてくれるのかふと不安になった。

海外送金についてはこのご時世なので仕方がない部分もあるが、先日驚いたのは円→ペソに換金して、自分の口座に入金しようとした際に「使用目的」を聞かれたことである。ちなみにペソに換金したのは両替商で銀行内の取引ではない。現金を自分の口座に入れようとしただけで使用目的を聞かれるとは思ってもいなかった。「会社の運営資金」と書いて提出して、何も言われなかったので安心したが、きっと銀行サイドにしてみれば、将来マネーロンダリングと騒がれた時の自己防衛策だと思う。

しかし住みにくい世の中になってきたものである。

ちなみにフィリピンでは大金を現金で持ってきて、申告せずに入国しようとして、そのことがバレたら現金は没収されてしまうが、仮に正式に申告したとしたらどうなるのであろう?書類記入だけで済むのか?税金?など取られるのか?(取られる理由はないけど)もしくは警官に脅かされて現金を盗まれるのか?どうなのか謎である。

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The Founder





先日日本からマニラに戻る機内で見た映画が面白かったので、ちょっとご紹介をします。アメリカでは昨年公開された映画にもかかわらず、日本の公開は7月末ということなので、内容にはなるべく触れないようにしますが、ネタバレ前提で本文をお読みください。

映画のタイトルは「The Founder」でマクドナルドの創業時の物語を映画にしたものです。日本語のタイトルは「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」という何ともセンスのないタイトルがつけられています。7月29日から公開とのことです。

http://thefounder.jp

マクドナルドを世界有数のハンバーガーチェーンにしたレイ・クロックを中心に描かれた映画です。どうやってマクド(関東ではマックと呼びますが関西圏に住んでいる私は違和感があるので「マクド」と書きます。ちなみにフィリピンでも呼び方は「マクド」です。)が成長したのかがわかる映画です。

レイ・クロックをWikipediaで調べると普通に記載されていますが、映画で描かれる彼は相当「嫌な人物」として描かれています。どちらが本当の人物像なのかわかりません。ただ私のような起業家にとってみると、とても面白い内容で、普通の会社勤めの人とは違った視点で観ていました。

マクドナルドという外食産業を舞台にしているので、現在進めているカフェの事業と重なる部分があり、ある意味参考になりました。レイ・クロックがマクドを拡大するやり方はスタバのハワード・シュルツと共通点があるような気がします。両者ともにユダヤ系の家に生まれてきた点、創業者ではない点、全く別の仕事をしていてたまたま自分の顧客であった会社との出会いがあった点、そして後に創業者を買収する点など似ている点があります。その後の拡大路線ではマクドがフランチャイズを基本にしていたのに対し、スタバは直営店にこだわったことなど異なってきますが、そんなことを思いつつ映画を観ていました。

レイ・クロックがビジネスを成功するのに一番大事なことは(正確なセリフは忘れましたが)、という問いに対して、「根気」と答えていましたが、私もビジネスを継続(成功とは言いませんが)させるのに大事なことの一つはまさしく「根気」だと思っています。(私は「やる気」、「情熱」の意味合いで考えていますが)心が折れそうな困難にぶつかっても「根気」があればある程度乗り越えられます。私はそれ以上に難しいと思っているのは、「成功」を収めた場合、自分のやる気や情熱をいかに根気をもって取り組むかという方が遥かに難しいと思います。自分が満足できる結果を出した後にどうやって次の目標を立てるのかというのは本当に難しい。大成功を収めた人というのはここを乗り越えてさらなる高みを目指せる人だと思います。

事業がうまくいかないとか、売り上げが伸びないとかは目標がハッキリしているから「頑張ろう」という気持ちになれますが、ある程度成功してあぐらをかいていると、落ち目になるのは本当に速いです。そういう人をここフィリピンでもたくさん見てきました。映画の主人公の年齢とほぼ同じ年齢に近づいた今、自分の立ち位置を考えながら、今後自分自身がどの方向に向かうべきかを考えさせられた映画だと思いました。

ちなみにフィリピンのマクドの運営会社の名前は「Golden Arches Development Corp.」というのですが、この映画を観て、どうしてその名前になったのかよくわかりました。

ビジネスをやっている人に是非見てほしい映画です。


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Kissako MOA店がいよいよオープンします (追記アリ)





(追記分)
オープン日が正式に決定しました。明日5月5日10:00にKissako MOA店はソフトオープンをします!明日より3日間はオープニングセールで全商品10%Offです。店の場所はシーサイド側のGerry's Grillがある場所から入っていただき、エスカレーターを昇った右側にあります。(Watsonsの正面です。)

皆様のお越しをお待ちしております。



Kissako Mall of Asia店が今週いよいよオープンします。(何も問題なければ)

1号店は正直フィリピン人からも「どこにあるの?」と聞かれるような場所にあり、決して一等地にあったとはいえないような場所でした。今回の場所もMOAの中では決して一等地ではありませんが、私的には気に入っている場所です。

IMG_0407.jpg

1号店はあえて日本人の方にアピールしてきませんでしたが、2号店は時間がある方にはぜひ来てほしいと思っています。場所はシーサイドのシネマの入り口の近くといえばおわかりでしょうか?昔キャノンがあった場所にあります。1号店同様、店は大きくないです。(店内12席、店外にも8席ほど設ける予定)

1号店との大きな違いは食事メニューがほとんどないことです。テイクアウトメニューを中心にしています。やはりイチオシは「抹茶パフェ(ほうじ茶パフェ)」です。基本的にはアイスクリームは自分で作っています。それなりに良い品質のものを提供しているつもりなのでぜひお試しください。アイスクリームもしくはソフトクリームから選べます。ソフトクリームの抹茶は京都の有名日本茶カフェから仕入れております。(辻利ではない)

IMG_6847.jpg

珈琲も引き続き堀口珈琲さんの豆を使っています。フィリピンでは多分初めてとなるドリップマシンを導入しています。(ハンドドリップもリクエストに応じてもちろん可能です。)

抹茶ラテなどの抹茶ドリンク類は茶筅を使って泡立てています。

「フィリピンで日本茶(宇治茶)を広めたい」という野望を持ってスタートしたこのビジネス。もちろん儲かることに越したことはありませんが、あくまでも「日本茶のフィリピン人への普及」を第一目的にしています。フィリピンに住んでいる日本人の方も日本茶を飲む機会が少ないと思います。ぜひKissakoで日本茶を堪能していただければと思います。


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ポイントカードの導入は何も役に立たなかった(加筆分あり)





昨年からうちのカフェにてポイントカードを導入しましたが、昨年末でそのサービスを終了しました。(以前にも記事に書きました。詳細はここをクリック。)ポイントカードとは日本でよく発行している無料のカードで、支払うたびにポイントが付くという類のカードのことです。その経緯をブログに残したいと思い、記事にしました。尚、実際のサービス名や会社はその会社のサービスの妨げになるかもしれませんので、匿名とさせていただきます。

カードを導入しようと思ったのは、スタッフの一人がカードの運営会社のスタッフと知り合いで、またカード運営会社もフィリピンの会社ではなく日系の会社がサービスの運営母体だったので、目新しいものを導入して他社と差別化をしたいということと、マーケティング戦略上のデータ収集には最適だと思い、導入を決めました。メリットのうち特に期待していたのは、カードによるお客様の囲い込みとリピート客を増やしたいと思ったことです。

具体的にカードに付帯したサービスとしては、

1. カードにプリペイド方式でチャージができ、1000ペソを1回でチャージをすると5%のボーナスを付ける(=1050ペソになる。2000ペソなら2100ペソ。)

2. 100ペソを使うたびに1ポイントのポイントを付与。10ポイント毎にコーヒーもしくは抹茶ラテが無料。

3. メールマガジンの発行。誕生日には特別なボーナスの発行。無料ドリンクの提供

などフィリピンの飲食店にしては比較的太っ腹なサービスだったと思います。(スタバカードなどプリペイド機能が主でボーナスは通常つかないのが多い。)カードの発行は無料です。

結果論からいえば、その目論見は外れました。店サイドの他のメリットとしては、プリペイドなので事前に入金が入るわけで、いやらしい言い方をすれば、カードを使おうと使わまいが、現金としては残るわけです。チャージに有効期限をつければ使い切らなかったものは店側の利益になります。

しかしうちのカフェのお客様に限れば、そういう運用ができませんでした。フィリピン人特有の行動なのかわかりませんが、ほとんどのお客様が注文する金額きっちりにしかチャージをしません。1000ペソ以下でボーナスがつかない場合はカードを使わず、現金とで支払い、多人数で来る場合のみ合計金額に近い金額をチャージします。おまけにカードの発行枚数も少なく、リピートで来るお客様も少なかったので、目論んでいた囲い込みもほとんどできず、ボーナスとポイントをひたすらお客様に渡していたような感じで、店側のメリットはほとんど感じませんでした。

スタバの年末のプランナーのプレゼントを目当てにカードにスタンプを押す人がたくさんいるのを見て、フィリピンでもポイントカードは受け入れられると思いましたが、甘くなかったです。毎月数千ぺそのサービスチャージがかかり、メールマガジンを送ろうとすると、実際に送ってもいないのにサービスチャージとして毎月の基本料よりも高い数千ペソも取られます。カードの導入効果の売り上げ増加分と毎月の使用料を比較したらとてもではありませんがペイしませんでした。

以前フィリピンのあるレストラングループが、会員カードを有料で作って(2000ペソ?)、1年間有効のカードを使うたびに10%(15%?)の割引が得られるというサービスを行っていましたが、フィリピンではその手の内容の方がいいと思います。ほぼ毎日来るような人向けには赤字になりますが、少なくてもカードの効果で毎日来てくれるわけですし、90%以上のお客様は月に1度来るか来ないかのお客様です。有料でカードを提供して、ディスカウントを多くした方が店側のメリットは大きいと思います。この手のカードは多分月々の使用料は取られないはずです。

弁護するわけではありませんが日系のカードの提供会社は日系にしては月々の使用料は安く、リーズナブルだと思います。ただ上述にもありますが、メールマガジンなどの付帯サービスが非常に高いのと、こちらからデータを取りに行かないと何も教えてくれません。真ん中に日系の代理店が入っていましたが、もともとは全く畑の違う商売をしている会社なので素人に近い感じです。代金回収は一生懸命やりますが、契約後は何も面倒を見ず、フィリピン人の担当者は自分が何をしているのかわからないというのも正直な感想です。だから我々サイドにしてみると何がメリットでやっているのか全く感じないまま時ばかりが過ぎてしまいました。(日本のカード提供会社も代理店の質については指摘していました。)

実例を書くと、1ヶ月の中で100ペソしか使わなかったお客様が1人しかしかいなくても(実際にあった話)、毎月のシステムの使用料は数千ペソを支払わなければならないという、バカバカしいことが起きていました。止めたいという段階になって「こういう提案もできるけれど」ということを代理店はいいますが、それまで何もして来ないのによく言うよ、と言うのが本音です。この代理店については言いたいことがたくさんありますが、ここでは控えておきます。オーナーの人柄や社員に対するしつけがよくわかりました。まあ日系の会社でもフィリピン人が絡むと信用度合いは低くということです。特にこの代理店は導入時も運用時も何も言わず提案もせず、何のための代理店だったのかと今さらながら思います。

われわれもよくわからないまま導入を決めたというのもあり、一概に先方を責めるわけにも行きませんが、それを差し引いても店側、システムの提案側、ユーザー側にとって誰もメリットがあったとは思えません。今後フィリピンの他のレストランで成功事例が出て来るのか興味を持って見守りたいと思います。

同業者であるレストランなどにこのカードを進めるかといえば正直「NO」です。上述しました通り、何がメリットなのか未だにわかっていません。われわれのやり方がまずかった点を差し引いたとしても月に数千ペソを出してまで導入すべきサービスかといえばそうではありません。このシステムの一番の問題点は目に見えて効果が現れないことです。「導入後にはこんなに売上が伸びました」と代理店はいいますが、それがカードによる効果なのか、他の宣伝効果によるものなのかはわかりません。まあ代理店自身がプロ意識を持ってやることが重要ではないでしょうか?もし同様のカードを検討している飲食店がいたら、その代理店に「目に見えるメリットを示せ」と聞いてください。何も出てこないと思います。日本側のノウハウはフィリピンでは全く役に立ちません。

うちのカフェでは紙の会員カードにスタンプを押すようなシステムで十分です。二度とハイテクなシステムには手を出しません。そういうことが無駄になるというのがわかっただけ勉強になりました。ハイ。


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12年目に突入





祖母の葬儀への出席、フィリピンからお客様の来日に伴う東京出張などバタバタが続き、創業日をすっかり忘れていた。12年目にいつの間にか突入である。

今年は新たなビジネスには手を出さず、逆にいくつかのビジネスを整理するつもりである。クッキーのビジネスについては目処が立ったら早々に閉める方向で考えている。需要が落ちてきたこともあるが、それが直接の原因ではない。まだまだおもしろいビジネスだと思うし、やり方によっては売上も伸びると思うが、それに割く熱意もエネルギーも時間もない。熱意を失ったら自分でもダメだと思っている。製造設備はあるので、しばらく経ってからもう一度仕切り直したい。

カフェのビジネスも試行錯誤を続けて2年半。2号店もそろそろオープンする。どの方向に行くのかもう少し見守りたい。得るものも多いが、失うものもたくさんあった。こちらも正直熱意はだいぶ失った。できるだけローカルスタッフにオペレーションは任せて、自分は品質を落とさないように管理に集中したい。

やはり自分の進むべき道は本業の機械ビジネスであると改めて思っている。引き合いも増えた。お客様との関係も良好だ。寄り道をやめて、このビジネスに絞ったらどうだろうという気に改めてなっている。

命は短い。時間をムダにできるほど暇じゃない。


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グッドバイからはじめよう





ちょうど波のようにサヨナラが来ました。
言葉はもう何もいらない ただ見送るだけ
遠く離れるもの ここに居残るもの
僕が決めても構わないなら何も言わないけど
どうしてあなたはそんなに手を振るのだろう
僕の手はポケットの中なのに
(グッドバイからはじめよう − 佐野元春)

祖母が天国に旅立ちました。102歳の大往生でした。

色々書きたいことはあるけれど、亡くなる3日前に話ができてよかった。別れ際に言ってくれた「ありがとう」は一生忘れないよ。見舞いに行った次の日から体調が急変し、そのまま意識が戻ることなく逝ってしまいました。

日本に戻る前にも知人がガンで逝去。今年の1月にはセブの友人が心臓発作で逝去。あと何回涙を流さなければいけないのだろう? 

気持ちの整理がつかないけど、前に進まなくてはいけない。それもまた事実。悲しいけれど。

一つ今回わかったこともあった。親戚を含め、われわれ家族は仲がいい。それがせめてもの救い。



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