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継続は力なり





展示会が終わって2週間が経とうとしていますが、おかげさまで展示会後の引き合いをたくさんいただき毎日忙しくさせていただいています。いただいた引き合いのうち、何件成約できるのかわかりませんが、できるだけ早いレスポンスをするように心がけています。

私がメインでやっているビジネスは食品工場向けの機械を扱っていて、いわゆる一般消費者向けのビジネスではなく、産業機械のビジネスをやっています。一般消費者向けのビジネス(カフェなど)も予測を立てるのはとても難しいのですが、産業用のビジネスも相当難しいです。

大手のお客様の大型投資案件がよく新聞や業界の噂になりますが、表に情報が出てきた時はプロジェクトは既に相当進んでいる段階で、業者の選定などは既に終わっている事が多いです。極めて初期の段階に話が来ないと受注を取ることができません。既に納入実績があっても大手になればなるほど毎回ごと入札や競争になり、競合会社としのぎを削らなくてはいけません。

前置きが長くなりましたが、このビジネスにおいては売り上げを予測することは極めて難しいのです。だから毎年の正月は「今年も何とかたくさんの受注を獲れますように。」と神社に行って祈るくらいしかできません。目標は毎年立てますが、具体的にどこの会社からいくらの受注を取るのかと予測をするのは難しいです。だから年初は「今年も頑張ろう」という気持ちの裏側で「果たして今年も大丈夫だろうか?」という激しい不安に襲われます。

起業して10年が経ち、何とかここまで継続してきましたが、「継続」することが実に難しいというのを感じています。会社を作るのも社長になるのも実は簡単なことです。最低限の資金と決められた書類を揃えれば誰でもできます。でもそれを続けていくのが本当に難しい。フィリピンでのビジネスならなおさらです。ちょっと昔にフィリピンではある方が発起人になり、「フィリピン起業家ネットワーク」というのがありました。そこで何人かの方と私も実際にお会いしましたが、半分以上の方がフィリピンから撤退したり、事業をやめています。生き残っている人の中には着実に実績を積んで、すばらしい業績を残している人もいます。でもそれはほんの一握りです。

どうしたら成功できるのか、なんて誰もわかりません。(それがわかれば苦労しない)ただどうやって継続してきたか、というのは10年やってきて何とかわかってきた気がします。(ひとによって考え方が違うので内容はあえて書きませんが)

この先どうなるかなんてわかりません。保証もされていません。明日会社が倒産するかもしれません。でもこの先へもっと進むしかありません。言えることはそれだけです。

「継続は力なり」

この言葉が成功法則につながるという人がいますがちょっと違うと思います。でも継続しなければ成功は生まれないのも事実です。(今日はちょっと説教臭い内容になってしまいました。^^;)


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やよい軒フィリピン1号店に行ってみた





やよい軒がメガモールにできたというので早速行ってきました。

やよい軒は日本では出張時によく朝食で利用させてもらっています。私的には吉野家よりも上で大戸屋よりもちょっと下というイメージです。やよい軒は海外進出を加速させていて、アメリカ、オーストラリア、台湾、シンガポール、タイにすでに進出しているようです。

フィリピンのパートナー会社はご多分に漏れずフィリピン華僑の方らしいです。他からも聞いたことがあり、レストランチェーン店を経営しているらしいのですが、どこかど忘れしました。パートナーの一人は高級時計を販売するLucerneの経営者とか?(定かではないです)

15:00頃の遅めの昼食時だったのでそんなに混雑していませんでした。目新しいのは各席においているiPadで注文を頼むという方式で、日本でも見たことがありません。会計の確認や支払いもこの端末で済ませます。(回転寿司みたいですが)

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メニューを見てみるとフィリピンに進出してくる大手チェーンはどこでもそうなのですが、高い高い。フィリピンは途上国でお金を持っていないのだからもう少し安くすればいいのにと思うのですが、あれは華僑の統一的な戦略なのでしょうか?とにかく高い。

どれだけ高いかちょっと比較してみます。

サバの塩焼き定食 
日本 630円
フィリピン 425ペソ (=906円)
シンガポール $10.9 (=815円)
アメリカ $15.50 (=1585円)

しょうが焼き定食
日本 630円
フィリピン 395ペソ (=842円)
シンガポール $10.9 (=815円)
アメリカ $15.50 (=1585円)

しまほっけ定食
日本 890円
フィリピン 550ペソ (=1173円)
シンガポール $14.9 (=1114円)
アメリカ $18.50 (=1891円)

(注)レートは2016年9月17日現在のレート
(注)日本は8%、フィリピンは12%、シンガポールは10%、アメリカはよくわかりませんが各々VATや消費税が含まれています。

シンガポール
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台湾
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アメリカ
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各国を比べると先進国のアメリカが突出して高いのですが、もはや先進国ともいえるシンガポールよりも値段が高いというのはいただけないですね。為替レートの設定や輸入時の税金、輸出コストなどが乗ってくるのはわかりますが、私は市場価格を見るべきだと思います。やよい軒=手軽で安く定食が食べられる場所というイメージですが、この価格設定は正直強気だなとも思います。(貧乏人なのですいません。)個人的には大戸屋さんに、「良心的な」値段で参入してほしいと思います。この価格設定は本部が決めるんでしょうか?

今日の会計は4人で行って1858.5ペソでした。(=3964円)日本で同じものを頼んだら2900円プラスドリンク(日本はソフトドリンク設定がない)です。

味は「やよい軒」でした。フィリピンのローカルに比べたらおいしいです。ご飯がとにかく美味しい。多分ほとんど日本からレトルトパックで持ってきていると思いますが、全く同じ味でした。

価格に戻りますが、この味だったら日本円で900円も出すかなというのが正直なところです。コスパは悪いと思います。先日お邪魔したKenshinさんのほうがコスパは遥かに高いと思います。(同じ生姜焼き定食で300ペソしませんから)

もう一つ苦言を書くなら、今日オープンしたてでウェイターが慣れていないというのは理解しますが、人が箸をまだつけて食べているのに「Sir下げてもいいですか」というフィリピンの悪しき習慣はそのままでした。私は食べ終わっていたとしても彼らが勝手に下げるのは大嫌いです。思わず「まだ食べているだろ?」と声を荒げてしまいました。

もう一回行くかといえば選択肢の多いメガモールなら???です。他に選択肢がないのならともかく他にも食べるところがたくさんあるのでちょっと迷います。ちなみに一緒に行ったフィリピン人は「YABUの方がよかった」と口を揃えて言っていました。

味:★★★☆☆
サービス:★★☆☆☆
価格:★☆☆☆☆
総合:★★★☆☆

(あくまでも個人的な主観に基づきます。批判や噛みつきは不可です。)


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時間の浪費は耐え難い





昨日は所用があり、MOA近辺まで自分で運転をしてきた。本当はもう少し早く帰りたかったのだが、ミーティングが長引き、17時に戻ることになった。帰宅時間と重なり、渋滞は最悪。MOAから会社のあるPasigまで2時間15分。さすがに疲れた。帰った後は仕事をする気になれなかった。

マニラで車を日常的に運転している日本人は実は結構少ないと思う。駐在員の人はドライバーが会社から支給されているので、運転するといっても休日くらいではないだろうか?私もドライバーがいる時はできるだけドライバーに運転をお願いする。しかしうちは零細企業なので、機械の納品や配達などでドライバーが空いていない時が多く、私が運転する機会も実は多い。

先日も書いたが、マニラの渋滞は本当に酷い。日本のお盆や正月に高速道路が大渋滞するが、あれが毎日繰り返されている感じである。たちが悪いのはマニラのドライバーのマナーの悪さである。車の運転マナーはドライバーの性格を表していると誰かが書いていたが、その意味ではマニラのドライバーの質は最悪である。混んでいるのがわかっているのにちょっとでも隙間を開けようものならすぐに割り込んでくる。無理な割り込みがさらなる渋滞を引き起こしているのがわからないのだ。昨日もあまりのマナーの悪さに何度怒鳴ったことだろうか?おまけに彼らは全然やさしくない。譲ろうという精神など皆無である。

助手席や後部座席に座っていても渋滞は疲れるが、実際に運転すると疲労度が5倍くらい酷くなる。マヌケなドライバーたちのせいで常に緊張しなくてはいけないし、車は動いて、停まってを繰り返すので気が抜けない。ドライバーという仕事は運転していない時以外は休んでいる時間も多いが、大変重労働だとも思う。そんなドライバーたちを相手に事故を起こしたら大変である。ほとんどの場合、例え相手が100%悪くても(停まっていた車にぶつけられても)絶対に自分は悪く無いと主張してくるし(停まっているお前が悪いと過去言われたことがある)、ポリスを呼んでからの手続きは面倒くさいし、仮に相手が非を認めても保険などに入っておらず、結局自己負担となる。こういうのを見ているから「フィリピン人がいい人」とは思えなくなってくる。

昨日も感じていたが、渋滞で時間をムダにするのが何よりも耐え難い。最近になって「時間をムダにしている」という議論がフィリピン人の中でも盛んにされているが、私は10年前からずっと感じていた。実際、最近の渋滞の酷さに行動範囲がメチャクチャ狭くなった。マカティやGreenhillsなど、ちょっと前なら行く気もしたが、平日はご飯を食べに行こうなどと思いもしない。

食べたいものも食べられなくなってきて、つまらないマニラの生活が余計につまらなくなっている。仕事が忙しくてやることがたくさんあるのがまだ救いだけど。


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今年も展示会が終わりました





毎年この時期に開催される食品工場向けの機械の展示会に参加し、無事に終了することができました。これもひとえに日頃からサポートをしていただいているお客様、そしてメーカー・サプライヤーの皆様、この展示会に向けて準備をしてきてもらったスタッフのお陰だと思っています。

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今年の展示会の準備中、地獄を見ました。実は初日に機械が届かなかったのです。先日からここでぼやいている輸入ライセンスが更新できないせいで、少しだけリスキーな方法で輸入を試みたのですが、やはりすんなりとは行かず、通関できたのが展示会前日の夜のことです。結局初日には機械を展示することができず、思わず泣きそうになりました。しかし今回助けていただいたお客様のサポートもあり、2日目からは何とか展示することができました。今回の展示会のために来比していただいていたメーカーの方々には本当に迷惑をかけてしまいました。(ごめんなさい)大事なお客様は2日目以降に訪問していただいたので大きな混乱はなかったと思います。

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幸いなことに展示していた機械も1台を除き、すべて展示会中に販売することができました。また商談中のお客様も多く訪問していただき、成果という意味ではとても満足しています。また数多くの引き合いもいただきこの土日は休みなしにずっと仕事をしていました。今日も先ほど仕事が終わったばかりです。

一方で展示会全体の来客者数は私が初めて参加した2006年から10年の間で最も少なかったと思います。考えられる理由としては展示会後に3連休があり、多くの人が出かけてしまっていたこと、ダバオでのテロの影響で人が集まらなかったことなどが挙げられます。しかし展示会中他のブースの社長とも話していましたが、好景気であるフィリピンですが、食品機械業界ではイマイチその恩恵を享受できていないと思います。ドゥテルテ大統領の労働者に対する新方針により(全員正社員として雇用しなくてはいけない)、機械化にどの会社も興味を持つはずですが、来場者数で見ると非常に少ない印象でした。

まあ自分のブースにお客様が集まればいいことで、個人的にはいい展示会だったと思います。一方で過去10年間にこの展示会で私が日本からの最新食品テクノロジーを紹介してきたというちょっとした自負があったのですが、最近はそれを真似する競合がどんどん出てきました。以前は2〜3社くらいしか同じような機械を展示していませんでしたが、ある機械などは15社以上が出展するほど競争が激化しています。競合と差をつける意味でもっと驚く仕掛けをしなくてはいけません。来年はこんな機械を出したい、というプランを既に考えています。

とにかく疲れましたが、明日からまた忙しくなりそうです。


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マニラで最近開店した店にいってみた





少し前にマニラに戻ってきました。

いろいろと片付けなくてはいけない事や(BIRのことなど諸々)、展示会の準備(来週から毎年恒例の展示会が開かれます)、カフェのこと、通常の営業などバタバタしてしまい更新が遅れました。

しばらく日本にいたのである意味新鮮なマニラライフですが、渋滞はますます酷くなるばかりです。私の場合、家と会社の往復だけではなく営業という仕事があるので、移動を考えただけで苦痛になります。以前なら40〜50分で行けたところが90〜120分かかっています。水曜日〜金曜日にかけては更に渋滞はひどくなります。以前ならマカティやBGCくらいなら夕食を食べに行くのはさほど問題ではありませんが、今では渋滞があるのでよほどのことがない限りマカティには出かけたりしません。

最近のマニラで感じるのは日本人向けのサービスが本当に多くなってきたことです。レストランや日系の会社の進出だけでなく、フリーペーパーや日本人向けのポータルサイトなども充実してきています。一昔前のバンコクみたいになってきました。日本人としていろいろな選択肢が増えてきたのは歓迎しますが、進出してくるのはビッグネームばかりで、私は個人的にはこれらの動きは面白みに欠けるというか、ちょっと複雑ですね。

そんな中、私の友人が最近マニラで新しいレストランを開きました。やっと先週から今週にかけて行くことができたので紹介します。

一つ目は先日から日本人の間で話題になっていた「Kenshin」に日曜日にお邪魔してきました。行く前は正直「何でこの場所なの?」と思いましたが、意外とすんなりと行くことができました。ここはうちのカフェの隣にある「Takashi」さんのTakashiさんが基本的なコンセプトからメニュー作りなどに携わっている店です。他の方のブログでもよく取り上げられていますが、夜は連日盛況とのことです。なぜこの場所であそこまで大盛況なのか、とても興味があります。詳しくは後述します。

店内の様子。
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大人気のたこ焼きを注文してみました。
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このたこ焼きがフィリピン人に大ウケしているらしく、エンターテイメント性もあり人気が出るのも理解できます。またフィリピンでは見かけない「大ジョッキ」でのビールの提供も受けているようです。またこの店の大きな特徴は「安い」ことです。既存の大手の価格に一石を投じるような価格体系です。既存店のTakashiよりもさらに安い!

今後もたくさんのファンを増やしていくような予感がします。

2つ目が、昨夜おじゃました「Happy Dining」です。友人のたばちんさんが新たなコンセプトで開いたお店です。たばちんさん=ラーメン屋というイメージが強いのですが、今回のコンセプトは「フィリピン人の財布にも優しいDining」ということで、Canteenよりはちょっと高いけど、Canteenよりは美味しい。日本人にとってみたら考えもしなかった新しいコンセプトです。

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このお店も座るスペースもないほどの大盛況です。(詳しくは書けませんが半端な数ではない人が毎日来ているようです。)このお店のコンセプトはずっと前にたばちんさんから聞かされていて、温めてきたプランをようやく実行に移したという感じです。ここフィリピンでフィリピン人が一番食べる料理は当然フィリピン料理です。だけどフィリピン料理は不味いか高いかという選択肢しかなく、「美味しくて、安くて、雰囲気のいい」お店という概念が今までがなかった気がします。

安さを売りにすればCanteenですが、Canteenでは作りおきの料理が当たり前です。もうそれだけで私はダメですね。見栄えも悪いし、スープをご飯にかけて食べるというのも苦手です。手で食べるなんて・・・。脂っこいし、塩辛いし、お酢も使っているし・・・。全てにおいてガサツなフィリピン人らしいというか・・。だから私はフィリピン料理は基本的に食べません。

たばちんさんは常々「フィリピン料理だってちゃんと調理すれば美味しいものは作れる」と言っていました。それを実践しています。何といってもこの店は全てにおいて安すぎです。Kenshinもびっくりするくらいの安さです。ほとんどが100ペソ前後。200ペソを超える料理はないという驚きの価格です。フライドチキンとライスとスープとアイスティーがついて150ペソ以下って・・・。これで利益が出るのかと思いますが、たばちんさんいわく「薄利多売」でやっていけるそうです。

フライドチキン 150ペソ
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ポークアドボ 98ペソ
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上記のKenshinとこのHappy Diningの特徴はフィリピン人をターゲットにしているのはもちろん、C・Dクラスを狙っているということです。フィリピンに住んでいる方にはよくお判りだと思いますが、「日本食」というカテゴリーで一番売り上げている店は多分「Tokyo Tokyo」だと思います。全てのレストランで一番は「Jollibee」です。この2つのお店はそういうところを狙っています。

日本から進出してくるお店はA〜C+くらいがターゲットです。私のお店もA-〜Cくらいを狙っています。そういうお店がC層以下を狙えるかというとブランドイメージもあり無理だと思います。フィリピンに長く住んで、観察して理解してきたからこそできる技だと思います。さらに日本人だからこそできたと思います。創造性のないフィリピン人ではそういう発想が出ないかもしれません。

予め書いておきますが、「200ペソの日本食としては安い」、「100ペソのフィリピン料理にしてみれば美味しい」というレベルで日本人の舌に見合うものではないかもしれません。でもそこには「驚き」が間違いなくあります。驚きがないものは何にも面白くない。最近のフィリピンはそういうのが欠けているから私にはつまらなく思えるかもしれません。

今後の方向性に注目していきたいです。皆さんもぜひ。

Kenshinの場所はここ。


Happy Dining

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フィリピン人の賞味期限





今回のリオ五輪はたくさんの金メダルラッシュで日本は盛り上がっています。フィリピンではバカの一つ覚えみたいにバスケットばかりなのでテレビ中継もやらないので盛り上がりはイマイチです。(今年はウェイトリフティングの銀メダルでちょっと盛り上がったかもしれませんが)

先日背泳ぎ男子の入江選手がこんなことを言っていました。

「賞味期限は切れているかもしれないけど、消費期限は切れていない」

ご存知だとは思いますが、一応説明しておきます。

賞味期限:開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限を示しています。
消費期限:開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。

(農林水産省HPより抜粋)

要は入江選手は「選手としてのピークは過ぎたかもしれないけど、まだまだ使える」という意味合いで発言したと思います。

私もサラリーマン生活、起業してからの経験を通じて、ビジネスにも賞味期限と消費期限は必ずあると思っています。(本来の意味の期限ではなく、ビジネスにおけるピークとどのくらい使えるかという意味において)一番わかり易い例えの一つがフードビジネスです。スーパーに並んでいる商品や外食産業にも流行があります。先日もニュースになっていましたが、ちょっと前にもてはやされていたクリスピークリームドーナツがどんどん閉店をしていると取り上げられていました。私は最初から甘すぎるあのドーナツは苦手でしたが、案の定日本人には受け入れられなかったようです。できた当初はすごい行列だったのに・・。

私もフィリピンではラーメンが昨年流行った時にはよく行きましたが、今では看板を見るだけで胃がおかしくなりそうです。あれだけ「ラーメン」と騒いでいたフィリピン人はどこに行ってしまったのでしょう?

スーパーに並ぶ新商品の生存率も3%とか0.1%とか言われていますが、ロングセラーになる商品は本当に数少ないといわれています。それくらいビジネスにおいては生き残ることは難しいと思っています。

会社における出世レースでも同じです。会社にとって使える人間か?さらに素晴らしい成績を残していけるのか?会社生活40年近く消費期限のみならず賞味期限を維持するのはこれも大変な努力が必要なことです。会社生活だけではなく、会社を経営していても同じように賞味期限・消費期限も当然あります。ずっと会社が順調に業績を上げている会社は数少ないと思います。必ず浮き沈みがあります。

話が長くなりましたが、フィリピンでビジネスをしていますとフィリピン人のクオリティの劣化度合いにびっくりすることがあります。「浮き沈み」が誰しもありますが、フィリピン人を見ていると劣化ばかりです。ある日突然改善して賞味期限になるような人はあまり見たことがありません。せいぜい消費期限をずっと継続しているのがいいほうです。

例えばドライバー。過去数多くのドライバーを雇いましたが、ほぼ100%6ヶ月を過ぎると劣化が始まります。時間を守らない、エアコンをつけたまま待機する、お釣りをごまかすなどどんどんエスカレートします。今雇っているドライバーは過去の中で一番優秀かと思いましたが、やはり時間にルーズになり、言い訳を多くするようになります。先日など急に「休む」と言い出したので、理由を聞くと「サイフをなくした。免許がないから運転できない」ということだったので休ませましたが、夕方になり「サイフが見つかりました」ですって。バカにするな!

フィリピンでは180日以上継続して勤務すると正社員にしなくてはいけないというルールがありますが、以前はずっと「なぜ180日なんだ」と疑問に思っていましたが、こちらでビジネスをしてみてわかりました。クオリティが劣化するからです。(最初から使いものにならない人がほとんどだけど)この180日というのが微妙な具合でいい設定です。先人の知恵はすばらしい!

ドゥテルテ大統領がこのルールを廃止して、「全員正社員ルール」を制定すると言っていますが、私は大反対です。優秀な社員なら180日なんか待たずに最初から正社員にします。ダメで劣化する人が多いから後で大問題になります。私は「一生契約社員」というルールを制定してほしいくらいです。

まあこれも教育次第だとは思いますが、幼少から受けてきた教育が甘やかされているので、フィリピン人はみんな幼稚園児に見えます。まあそういう人たちから賞味期限(使える人材かつとても役に立つような人材)が出てくるのは難しいかもしれません。

私?賞味期限はとっくに過ぎています。何とか消費期限を保とうとしていますが、世間の水準からいえばもう使いものにならないかもしれません。フィリピンで働いている人で日本の労働環境についていける人とかいるんだろうか?(だからといって日本の環境がいいともうらやましいとも思わないけど)



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フィリピン人には考えさせるな





お盆前からお盆中にかけてフィリピンから来客があり、それに対応していました。その前にもフィリピンからの来訪があり、心身ともちょっと疲れたので、お盆中は何もせずゆっくりさせてもらいました。

このお客様は華僑のお客様でマニラにいる時にも公私ともども仲良くさせていただいていて、よくビジネスに関することも相談させてもらったりしています。

今回日本にいる間、ずっと一緒だったので食事の時などに雑談をしていましたが、彼が思うフィリピンでのビジネスの難しさ、という話題に今回なりました。中規模クラスのフィリピン華僑の多くはファミリーで会社を経営しようします。今回の方も息子さん3人いて、長男はビジネスコース、次男はエンジニア、三男は食品化学といずれも事業に関係のある学校に通わせています。それがごくごく普通です。息子さん達も小さな頃からお父さんのビジネスを手伝わされたりしているので、跡を継ぐという意識がとても強く、精力的に父親をサポートしています。

話は少しずれますが、いい悪いは別にして、また甘やかせる厳しくするも別にして、一部華僑は上手に後継者を育てているなと思います。共通しているのは小さな時からビジネスに何らかの関り合いをもたせようとしていることです。高校生くらいになったらお父さんの手伝いをしたり、商談を横から見ているということは普通にやっています。一方で私と同じくらいの世代の華僑は子供を甘やかせる人も多く、ある知り合いの華僑の人は、自分の子供を自分の事業とは全く別のコースに進ませ、ビジネスの手伝いもさせず、結局全く違うフィールドの仕事についたお子さんをたくさん見ています。日本人もフィリピン人もその点からいえば下手くそですね。甘やかすから我慢することを知らない。自分に何も能力がないのに人のせいにする。仕事は長続きしない。そういう人が増えている気もします。

話は戻り、今回この華僑が抱えている問題という話題になり、ファミリー以外に信頼できるローカルフィリピン人(華僑以外の)がいないという話になりました。会社に対して忠誠心がなく、何か問題があればすぐに言い訳をしたり、責任転嫁をして、自分の仕事に誇りを持つ人がいない、と嘆いていました。だから重要なポストは自分のファミリーに任せざるを得ない、と話していました。

華僑の人も同じ悩みを抱えているのだなと感じてしまいました。ある程度の大きな規模の会社になったら自分の右腕となるような人が現れて、実際のオペレーションを動かしてくれるのでしょうが、中規模クラスだとわれわれが抱えている問題と同じようなことを抱えているようです。

もう一つ盛り上がったことは「ローカルフィリピン人に仕事上で考えさせたらダメ」ということです。別の言葉でいえば、フィリピン人に判断をさせたらダメだということです。彼ら(フィリピン人)が良かれと思って行動するかは別にして、その判断の多くがとんでもないことになる事が多いそうです。だから一から十どころか一から百くらいまできっちり指示して、彼らの考えが行動に反映しないようにすることが大事、という話になりました。

私はこの点は1000%同意します。フィリピン人のいいところはそういう指示をきちんと出せばそれに従うことで(失敗することも多いのですが)、東アジアの人のように「自分が自分が」ということはほとんどありません。だから技術を盗んだり、アイデアを参考にして自分で試してみるようなことは少なく、自分で起業して何かをしようという人も少ない気がします。(いわゆる奴隷文化が根付いているから)だから普段は何も考えることなく「カイゼン」とは正反対のことをやっているので、自分で考えて何か行動を起こした時にはとんでもない判断をします。申し訳ないですが、「よく考えたな、偉い」という機会が非常に少ない。

できるフィリピン人は与えられた指示、権限の中で動こうとする人で、ボスの意志に沿わないことは絶対にやりません。(うちのエンジニア君は私がやってほしいこと、嫌なことをよく理解している) 面倒かもしれませんが、一から十まで指示をすることがフィリピンでのビジネスでは重要かなと思います。自分が下した判断だから腹が立つことも少なくなります。任せてロクな判断をしないからハラが立ちます。そのためにはボス自身が十分にそれらのことを理解をしないことにはいけないと思います。人任せや奥さん任せでは何を指示すればいいのかもわかりません。奥さん任せにしてうまくビジネスを動かしている人は見たことがないです。(一方でフィリピン人は見栄やプライドだけは高いからやっかいなのですが)




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アストライド





数少ない同じ年のミュージシャンのスガシカオのこの曲。



彼の曲にはいい曲がたくさんあるけれど、最近一番ハマっている曲。もう100回くらい聞いた。

苦労した人だからこそ生まれた曲。この曲を聞いて自分を奮いたたせる。

10月30日の彼のライブのチケットが手に入ったので行くつもりです。


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フィリピンの夜明けは遠い





先日こんなニュースが流れていました。

http://www.sankei.com/world/news/160803/wor1608030037-n1.html

麻薬容疑者400人射殺はドゥテルテ大統領ならやりそうなことで驚きもしませんが、麻薬中毒患者・密売人57万人が自首してきたというニュースは日本人の私だけではなく、フィリピン人も驚いたようです。

57万人って・・・・。どんな国だよ、フィリピンって。

しかしドゥテルテ大統領はどうして麻薬撲滅に「超法規的」な方法まで使ってそこまで一生懸命になるのでしょうか?ドゥテルテ大統領自身が説明しているのは主に下記の3点です。

1. 麻薬常習者になると麻薬がやめられないので、麻薬を買うために犯罪に手を染める。
2. 麻薬常習者は自制が効かず、レイプや殺人などを起こす。
3. 麻薬常習者に麻薬を売りつけるシンジケートが存在し、多額の利益を得ている。

犯罪撲滅を掲げているドゥテルテ大統領なので、その犯罪の根源となっている麻薬撲滅に躍起になっているのはわかる気がします。しかしフィリピンで生活する身としてはそこまで麻薬が浸透していたという事実に驚かざるを得ません。57万人は自首してきた人数です。フィリピン人は基本ビビリなので「超法規的」殺人が平然と行われているのを見て、ビビって自首してきたのだと思いますが、自首してきていない人も相当いるわけで、100万人以上の人が関わっていると見てもおかしくないと思います。

日本の麻薬・覚せい剤で捕まった人が2014年では13,437人(厚生省のデータより)なので、この数字がいかに大きいかわかります。100万人超となると全人口の1%にもなります。

昨日ドゥテルテ大統領は「Drug Protecter」と呼ばれる麻薬密売人リストを実名で公表しました。裁判所の判事、検事、政治家、警察、軍の関係者、ビジネスマンなどが多く含まれています。政治家の中には現職の市長など多く含まれていますし、「麻薬王」と呼ばれている人にドゥテルテ大統領自ら会い、非常に強い警告を発しています。

彼らは麻薬を売りつけることで莫大な利益を得て、政治家たちはそれらの密売人を擁護することで同様に利益を得ています。ドゥテルテ大統領は麻薬撲滅に一定の道筋がついた時には、次は違法カジノの摘発に乗り出す姿勢を示しています。この違法カジノについては、私の知っている人も絡んでいて、やはり同様に巨額の利益を得て、本人たちは相当リッチな生活をしています。(一部日本人も違法カジノに絡んでいると聞きます。)

今回57万人が自首してきたと聞き、改めてフィリピンという国の闇の部分を見た気がしますし、本当に恐ろしい国だと思いますし、どうしようもない国とも思います。最近の経済の好調さに伴い、多くの日本人がフィリピンに来ているようですが、こういう現状もよくわかっていただきたいと思います。経済が発展して、街も綺麗になっていくと「安全」だと勘違いをする人も増えてきます。UberやGrabタクシーでさえも犯罪が起こっています。フィリピンってそういう国です。

私個人的にはドゥテルテ大統領にはどんどん取り締まりを強めていってほしいですし、薬物だけでなく、税関・BIR関係者で利益を得てきたものにも厳正なる対処をしてほしいと思います。(心の底からそう願う。)

先日もこのブログのコメントで「フィリピンの夜明けは遠い」といただきましたが、本当にそう思います。上っ面で好調そうな経済に釣られてフィリピンに来たりすると痛い目に遭います。いろいろな意味で「マニラの夜明け」はまだまだです。今は深夜0時くらいって感じでしょうか?




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「P」のつく場所でビジネスをするな





前回の記事のあといろいろと忙しくて、更新するまで少し時間が開いてしまった。

前回から今日までの出来事を記事に書こうと思ったがあまりにもいろいろなことがあり、ポイントだけ押さえていこうと思う。結論からいえば今月末の船積みに間に合わせるのは諦めた。別の方法を模索している。

今回の件でOffshore ManagementのShuseiさんに相談させてもらった。アドバイスを何点かいただき第一関門は突破したものの、第二関門はさらにハードルが高くなり、さらにSECも巻き込む羽目になり、SECのクリアランスをもらうだけでも3週間かかると言われ、流石に8月末の大事な輸入案件については自社での通関は諦めざるを得なくなった。

Shuseiさんに相談してわかったことはPasigのBIRは特に酷いということ。またBIRのミスも数多くあり、言っていることを真に受けて信用してはいけないということ。「P」がつく場所(Pasig、Pasayなど)でビジネスをしたらいけないということを教えてもらった。まさにPasigは「P」のつく最悪の場所だと思う。

どこかのランキング調査で国別のランキングを示すものがあったが、フィリピンは「起業のしやすさ」では2015年のデータで161位とASEANの中でも最下位クラスである。手続きの数の平均が16個、34時間らしい。OECD平均が4.8個、9.2日らしい。まさに今回直面しているのは同じようなことである。

今回感じたのが輸入許可ライセンスを取るのに「なぜそこまでの書類がなければいけないのか?」ということである。必要な書類の取得一つ一つが非常に煩雑で、何とBIRの各部署6ヶ所から証明書を取らなくては発行されない。1ヶ所の証明を取るのに3ヶ月かかった。今回揉めた半分がいい加減なBIRの事務処理(Taxの支払いを済ませているのに記録に残されていない)で、1/4が会計事務所のミス、1/4がわれわれサイドのミスとわかった。今もBIRの本部からの証明書を取得するためにはSECの書類が必要で、その必要日数が3週間かかるらしい。もう一事が万事こんな感じである。

とにかく提出する書類の必要性が全く感じられない。会社を設立するよりも100倍難しいという印象である。もうまともに役所を相手にしていたら何年経ってもビジネスはできないと思うくらいである。ここまでの書類を要求されるイコール商売の阻害をされているのと同じことだと思う。

日系企業ですんなりと輸入ライセンスを取っている会社なんてあるのだろうか?個人で起業をしている人で何も裏技を使わずに(滞在ビザや就労許可なども含めて)ビジネスをしている人などいるのだろうか?バリックバヤンボックスで個人用途以外のものを送ったら違法である。新鮮な食材をハンドキャリーしたら植物検疫やFDAの検査を受けなければいけない。就労許可を取らずに働いたら違法であり、毎年の更新が必要である。(一部ビザは除く)

話は変わるがフィリピン人のパスポートの更新に必要な日数は3ヶ月かかるらしい。バカバカしい話である。どうやったら3ヶ月もかかるのか逆に教えてほしいほどである。何かこの国の役所は感覚がまともじゃないようである。だから汚職も蔓延する。

先日カフェで使う食材の購入に新規の業者から買おうとしたら「新規だから登録が必要アルヨ。おたくの会社の〇〇やXXや△△の書類出してね」と言われた。現金取引での話である。われわれが買い手である。その書類の中には他の食材をどこから仕入れているのか、という企業秘密に関わり、全く取り引きには必要と思わないような情報や書類もたくさん含まれている。考えて依頼をしているのだろうか?この国の人間は結局バカばかりなのか?

以前から思い続けているフィリピンでビジネスをするのがバカバカしくなってきている。結局今回も使いたくもない裏技を使うしかない。そんな裏ワザは経費としてまともに計上できないものばかりである。は~ぁ。

「P」のつく場所でビジネスをするな?「Philippine」もそういえば「P」がついているじゃないか?

(次の記事こそ楽しい話を書こうっと)


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